第3話大鴉の羽搏き the raven in the sky
イグアスはLeitzに無線で連絡を取る。
イグアス「「....メイデイ、こちらブラックホークA《アルファ》、nightmareが三人現れ、対戦車砲使用により、ヘリがダウン。
現在地はポイントC《チャーリー》から西に3km地点。
負傷者はゼロ。
nightmare三人は別々の方向へ逃走。
至急、ご対応願います、over」」
Leitz「「....こちら本部|《HQ》、作戦を続行せよ。
twilightの身柄の保護を優先し、三チームに分かれて、各nightmareの抹殺を敢行せよ、over」」
イグアス「「....roger」」
イグアス「....おい、まじかよ....」
ソンブリアも同様の命令を受けた。
ソンブリア「お前ら、喜べ....三人ともぶっ殺せとのお達しだ。
三チームに分かれてな」
ダム「ああ、本当に喜ばしいぜ」
そう言うと、無線でネロたち部隊に連絡を取った。
ダム「「....こちらagnit、おい、aquila、
俺は一人、追うぞ」」
ネロ「「....おい、待て」」
ダム「伊吹、あとは後は任せたぞ」
伊吹「あっ、ちょっと、ダム!」
ダムは静止を聞かず、ブラックホークの扉をこじ開け、*デザートイーグルを両手に持ち、ヘリから飛び降りた。
そして、北方向に走り出したnightmareを追った。
*アメリカ、イスラエルで生産されている大型拳銃
イヴァン「.....ちっ、相変わらず、忌々しい土地だな...」
ネロ「何か言ったか?」
イヴァン「.....いや」
ネロ「ダムの野郎...それより俺たちも即刻飛び降りて、nightmare共を追うぞ」
エドワード「相手側、罠を仕掛けている可能性がある」
ネロ「そうも言ってられねえだろ」
ダスク「そんじゃ、俺は一足先に行かせて貰うぜ」
ダスクは*M249を持ち、飛び降り、北東側に向かったnightmareを追った。
*ベルギーで開発されたFN Minimi軽機関銃、M249はアメリカ軍での採用名
伊吹「もう!いつもいつも!」
ペルマラム「私達、彼の独断専行には慣れているじゃないですか」
伊吹「.....そうね。
じゃあ、ペルマラムとラートリはダムとは反対側(南)のnightmareを追って。
私はもう一人を追うから」
ラートリー「了解したわ」
ペルマラム「ネロに一度、連絡を入れましょうか」
ネロはカスパーの護衛をカスパーの隣にいた誠士郎に頼み、今回の標的のnightmareらしき男を追うように指示をした。
ネロは無線で大鴉部隊に連絡を取り、誰がどのnightmareを追うかを互いに伝え合うと全員がヘリから飛び降りた。
誠士郎はカスパーを背中におぶって飛び降りた。
イグアスとソンブリアはヘリの墜落地点に残り、救難ヘリの手配をし、イヴァンは二人の護衛に徹した。
そして、この三人がいる地点をポイントD《デルタ》に定めた。
カスパー「うっ...平気か?」
誠士郎「nightmareはこのくらい高さ、なんともない。
それより、nightmareの位置を捕捉出来ているか?」
カスパー「ああ、もちろんだ。
早く追おう。
この先にnightmareはいる」
誠士郎はカスパーをおぶったまま、走り出した。
走り出してすぐ、ラートリーとペルマラムが誠士郎に追いついた。
ラートリー「久しぶり〜。
て、おぶっているその人、人間じゃないの?
オーラが見えないよ?」
誠士郎「...ああ、それについてはあとで説明する」
一方、ネロとエドワードはダムを追った。
それに、伊吹が追いついた。
伊吹「ネロ、久しぶりね」
ネロ「ああ、あんなのといつも一緒だなんて、改めて大変だな」
伊吹「ええ、だけどもう長い付き合いだから慣れたわ」
ネロ「そういえば、今回は人数が少ないようだが?」
伊吹「ええ、今回、私たちは四人よ。
他のメンバーは別の任務についているわ」
ネロ「なるほどな」
エドワード「無線機が邪魔で動きにくいな....」
エドワードは大型の無線機を背負っていた。
一方、ダムは一人のnightmareを追い、nightmareが入り込んだ洞窟の中へ入る。
ダム「....こんなところに逃げ込みやがって....
罠に正面から引っかかるのもまた一興といったところだな」
ダムが洞窟の中を進んで行くと、AK47で武装した大勢のゲリラが攻撃を仕掛けた。
ダムは地雷を踏み、銃弾の雨を浴びた。
ゲリラ1「馬鹿な野郎だ!真正面から突っ込んで来やがって!」
ゲリラ2「ああ、全くだ。
え....あいつ、効いていなくないか....?」
ダムはニヤけながら、反撃体制に入る。
ダム「さてと、ここからはてめえらの存在そのものが抹消される時間だぜ」
そう言うと、二丁のデザートイーグルを乱射し始めた。
ゲリラ1「うがあああああ!!!」
デザートイーグルの重厚な弾薬がゲリラたちの全身を容赦なく、破壊する。
ゲリラを全滅させると、ダムは死体で回復を済ませる。
そこにケイン、エーリヒが追いついた。
ケイン「あれ?終わっちまったのか?」
ダム「よお、ケイン。
いや、本命の野郎はこの奥にいるはずだぜ」
ケイン「そうでなくちゃな...」
エーリヒ「相手はnightmareだ。
迂闊に突っ込むなよ」
ダムは武器をM203を装着したM4A1に持ち替え、四人は洞窟の中を進む。
途中、何度かゲリラに遭遇するも、それらを蹴散らし、慎重に奥に進む。
そして、最奥部付近にたどり着くと、岩陰からnightmareが顔を出し、*RPD機関銃を乱射した。
その男はnightmareの一人である「アブー・ハフィール」であった。
アブー「おらああああああ!!!」
*旧ソ連で開発された軽機関銃
三人は咄嗟に岩陰に隠れる。
ダム「あいつだな。
よし、誰がやる?」
ケイン「俺だろう?」
エーリヒ「いや、ここはあえて俺じゃないか?」
ダム「それだけはねえだろ~。
よし、早いもの勝ちだ!」
そう言うと、一瞬の相手の隙を突いて、M203により、グレネード弾を放ち、アブーは負傷する。
怯んだ隙に、トドメを刺そうと、ダムが飛び出した。
アブー「まっ、待て!待ってくれ!俺は大量の金塊を持っている!
それを....ええと、三分の一やるから殺さないでくれ!」
命乞いをするも言葉が通じなかった。
ダム「何を言っているかわからねえ。
だが、ろくなことを言ってねえことだけはわかるぜ。
仏様でものお前のこと殺しそうだわ」
そう言うと、ダムはトドメを刺した。
ケイン「ちっ、奪われたか。
だが、次の獲物は確実に俺のものさ」
ダム「そうはならんな。
なぜなら、この世の獲物は全部俺の獲物だからな!」
エーリヒ「....まあ、とりあえずnightmareの死体だ。
回収しておくぞ」
そんなことを言い、三人が洞窟を引き返そうとした瞬間、足音が洞窟内に響き渡る。
ダム「ん?なんだ、この足音は?」
ケイン「他の奴らか?」
足音は徐々に三人に近づいてきた。
その足音の正体は、複数人のnightmareであった。
そのnightmareの集団は岩陰に隠れると、三人に向かって発砲した。
それにより、ケインが左足を負傷してしまった。
二人はケインを庇いながら、即座に近くの岩陰に隠れた。
ケイン「うぐっ!あいつらnightmareだぞ!?」
エーリヒ「まさか、こっちが本命なのか?あいつは囮だったのか?」
ダム「兎に角、一に殺し、二に殺すしかねえな」
そう言うと、エーリヒとダムは謎のnightmareの集団と戦闘を開始した。




