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Nightmares Never Die  作者: 山田夜守
第一章  Nightmares Never Die
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第2話動き出す野獣の集団 moving beasts

夜も更けてきた頃、カスパーが民兵たちから暴行を受けている頃よりも数時間ほど前、とある集団が動き出そうとしていた。


イラクの首都「バクダッド」内のとある建物内において緊急連絡を受けた民間軍事会社「black warrior security services」社のとある部署所属の戦闘員たちが連絡と同時に送信されてきた動画を視聴する。


_ゲリラ民兵がインターネット上に公開した動画内の音声_


ボスと思しき人物「たった今アメリカ軍人及び一人の民間人を含む11人を拘束した。

彼らは我々に敗走したのだ。

解放条件は二つだ。


一つ目は貴様らが拘束している我々の同胞3人の解放だ。


二つ目はファルージャ地域からのアメリカ軍及び現在イラクで軍事行動を行なっている国家の軍隊の撤退だ。

ただこれではそちら側が不利であろう。

そこで我々が提案するのはイラクで活動するアメリカ及びアメリカと友好関係にある国家に属する一般人への攻撃の停止である。

猶予は72時間だ。


それまでにこちら側に連絡がない場合、交渉の余地はないと判断し、即刻彼ら全員を処刑し、その処刑映像をインターネット上に公開する。

そして速やかに貴様ら侵略者に対するジハードを続行する」


この動画を視聴し終わった後、真っ先に口を開いたのは*bwss社の部隊のリーダーの男、ネロ・フェルナンデスであった。

*black warrior security services社の略


ネロ「で、要するにアメリカ国防総省からの依頼はこの人質たちを救出してほしいってことだな?」

この疑問に答えたのが、部隊の主に技術関係を担当するエドワード・ブラックウッドであり、彼の愛用のノートPCのキーボードを叩きながら話す。

エドワード「ああ、そうみたいだ。

部長はご丁寧にこんな下品な動画も同封してさ」

ネロ「俺達に人質交換の交渉役になれってか?確かにうちの会社はそういったサービスを提供してるけどよ、俺たちはよ、生粋の戦闘部隊じゃねーの」


エドワード「それがさ、厄介な注文をつけてきているんだ。

アメリカ国防総省は捕らえた捕虜を解放するつもりはないらしく、それでいて人質は救出してほしいという条件だ。

ただ、それさえ、達成できていれば手段は問わないそうだ」

ネロは少し考え事をし、結論を出した。


ネロ「そうだな...

となると、相手を欺く方向でいこう。

相手の要求をのみ、交渉に応じたふりをして意表を突くってな具合にな」


その会話を聞いていた部隊の爆発物と取り扱いを得意とするケイン・ナイトバーンが口を挟んだ。

ケイン「そいつは好都合な話じゃねーの。

交渉なんてまどろっこしいことやってられるかっての」


ネロ「俺やエドワード以外は交渉事には向かなそうだしな。

で、肝心の交渉場所は?」

エドワード「ファルージャ郊外の建物だそうだ、ゲリラの巣窟だな。

そしてその交渉場所の建物に人質が囚われているそうだ」


ネロ「となるとあまり救出にあまり時間はかけられないな。

悠長にやると一斉に周りのゲリラ共が反応してしまうからな」


そんな中あることを危惧したのが支援火器担当のダスク・オズワルドであった。

ダスク「でもよ、nightmareの捜索はどうなるんだよ?」

ダスクの疑問に返事をしたのは射撃担当のエーリヒ・ナハトマンであった。


エーリヒ「いや、nightmareもファルージャに潜伏しているとの情報だろう。

そのついでだと思えばいい」

bwss社の戦闘員部隊は何か別の目的でこの地イラクに派遣されており、その目的とは何かを捜索することであった。


しばらく話し合いが続いた後、ネロは作戦を定め、内容について語り始めた。

そして、ところどころで各メンバーが自分が関わる作戦の部分に触れた時、意見や質問などをした。


これまで黙って聞いていた射撃担当の夜村誠士郎と狙撃担当のイヴァン・チェルノーフも軽く返事をする。

誠士郎「了解した」

イヴァン「ああ」


ネロ「........てなかんじだな。

そしたらエドワード、民兵共への連絡と航空部門へのヘリの要請を頼むぜ」

エドワード「ok、すぐに取り掛かろう」

と彼は携帯電話と、机に置かれている据え置き型無線機を前に返事をする。


ネロ「よし、作戦内容は以上だ。

何か他に質問はあるか?」

全員は作戦を理解しているようだ、その証拠に質問は上がらなかった。


ネロ「よろしい、では作戦を開始しよう。

鷲のように狡猾に、蛇のようにしなやかに、豹のように華麗に敵を欺き、葬る、それが我々bwss社、特別作戦課、暗殺者アサシン部隊の流儀だ...」



















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