表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アバターシノビブレイカー_対電忍【小説家になろう版】  作者: 桜崎あかり
第24話『ダンジョン配信、再び動く』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

74/213

第24話その2

【忍者とはありとあらゆる炎上を阻止するために存在する、対電脳の刀。忍者とは悪意ある闇の全てを斬る存在でなければならない。彼らが斬るのはあくまでも悪意ある炎上であり、それ以外のものを切り捨ててはならない】


【今のダンジョン配信は巨大ロボットがブーム。普通に冒険者が探索するようなタイプもあるが、バーチャル空間では巨大ロボットがブレイクしている様子】


【一方で、まとめサイトは様々な記事で炎上し、タイムリーな案件を扱ったら、大手のテレビ局までフェイクニュースを報道し、大炎上という展開も】


【新しい脅威は、もうそこまで来ている】


【同行が気になりますが】


 とあるつぶやきサイト経由で流れてきた忍者構文だが、微妙に気になる個所もあった。


 このつぶやきには、とあるサイトのリンクが貼られており、いわゆる『続きを読みたい方は、こちら』みたいなつぶやきにも見えるだろう。


 しかし、このつぶやきには致命的なミスがあった。それもあって、わずか数分で削除されていた。


 わずか数分でもチェックできた人にとっても『?』となるような状態ではあったのだが。



 リンク先は忍者構文とは一切無関係な海外ニュースを扱ったまとめサイトであり、いわゆる『バズり』狙いではなく、こちらの管理人がアフィリエイトの利益を得たいがために忍者構文を利用した……が有力だろう。


 このまとめサイト自体には、ランサムウェアなどが仕込まれているわけではなく、単純に普通のサイトである。内容はアダルトなものではなく、いわゆるフェイクニュースの部類と言えるだろう。


 その極めつけは、フェイクニュースではあるのだが、記事に使われているのは実在する人物であり、これがフェイクニュースとしても悪質なのでは、という判断をしたといえる。


 ある意味でも「大手のテレビ局までフェイクニュースを報道し~」の部分は、笑えない冗談と言えるかもしれない。


 実際、このまとめサイトは自分が利用しようとしていた忍者によって消滅させられることとなるが……それはメディアミックス化された際に言及されるだろう。



 こうした小ネタ的な話題にも触れられつつも、SNS上で話題になっているのはダンジョン(しん)のダンジョン以外で巨大ロボットが扱われるようになったことだ。


 ダンジョン神のダンジョンでは『シノビブレイカー』と呼ばれているが、他のダンジョンでは名称なしが多い。名称があってもその名称で広まっていないのが現状かも。


「チュートリアルで即落ちるよりは、若干マシにはなってきたが……」


 自室のパソコンでシノビブレイカーを操作していた雪華(ゆきはな)ツバキは、ここ数日ほどで何とか操作感覚をマスターしていく。


 若干マシというのには理由がある。彼はこれとは別件でFPSのロボットものゲームをいくつかプレイ済みだったことがあるからだ。


 いきなりシノビブレイカーのようなロボットを動かすことになった冒険者よりは……というレベルだろう。


 それを言ってしまったら、飛天雷皇忍将軍ひてんらいおうしのびしょうぐんはどういう構造で動かしているのか……というのもある。


 あちらの場合は、動画上を見る限りではかなりの動きをしており、それこそ蒼影(そうえい)と似たレベルでは……と言われているレベルだ。


 向こうに合わせる必要性はゼロであるのだが、自分が忍者VTuberを始めるきっかけがSNS上の炎上阻止というのもあって、合わせる必要性はないが足並みは揃えたい、というのはあるのだろう。


(あれだけの動きをするためには、どうするべきか)


 ツバキは若干考えるも、結論は出ずじまい。下手にプレイスタイルを縛られたくはないのだが、こればかりはどうしようもなかった。



 実際、ダンジョン神のダンジョンでシノビブレイカーを使っているプレイヤーは、増えてはいるものの全体の1割に満たない。


 その理由の大半が『巨大ロボットでは配信しづらい』や『入手ルートが限られていて手に入らない』というもの。


 前者はロボットゲーム配信とほとんど変わらないので、視聴者に伝えにくいという部分では正論なのだろう。


 後者はダンジョン神のダンジョンでは転売ヤーの懸念はなくなっているものの、入手に必要なフレームやパーツを手にするのにも、まずはトレジャー集めから始まる。


 すぐに巨大ロボットに乗れるような一部のバーチャルダンジョン以外では、やはり巨大ロボットでダンジョン探索自体が異端と言われるのだろうか?


 さすがにリアルダンジョンで巨大ロボットを使用できる個所は聞いたことがない。ガーディアンが運用しているようなロボットはARゲームで使われているものらしいが、真相は不明のまま。


 何故、他のダンジョンは巨大ロボットを導入に踏み切ったのか? 単純に忍者構文で現れるロボットが理由だとしたら、それは明らかに便乗商法と言われるのは当然だろう。


 しかし、実際は理由が別にあった。


 その理由のひとつに「リアルダンジョンでは体験できないダンジョン体験を」と煽り文でアピールしているダンジョンがある。


 実際、リアルフィールドでは用意するにも様々な申請も必要なので、バーチャルダンジョンの方が容易なのだろう。


 それ以外にも色々と理由を付けているバーチャルダンジョンは多いが、一番理由付けで納得できるのがこの辺りしかない。


 しかも、この煽り文を使っているダンジョンというのは……実はというとダンジョン神のダンジョンである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ