イタズラ好きな小猿さん
小猿は小学校にいき、思わぬ冒険をするはめになるのですが、友達はできるのでしょうか!
これは、現代にもあてはまる孤立感というか、人間にも否定できない寂しさを表現したものです。
あるお山に お母さん猿と小さな小猿がいました。
お母さん猿が小猿にいいました。
もう 里の村近くには行ってはいけないよ、、って
でもイタズラ好きな小猿は、村の木になってる柿の
実をたくさん失敬したり、干してある服をとってき
たり‼️‼️ 皆は、いったい誰がやったんだろう?って
不思議に思ってたんです。だから、お母さん猿は
終わらないイタズラに心を痛めていました。
でも、ある日、小猿は町外れまで出かけていました
。なぜかって? 其処には小学校があって、運動会
が行われていました。だから、子供たちの大歓声
が聞こえてきたので、これはなんだろうって、
見に行ったんですよ。其処には一年生のリレーが
行われていました。物好きな小猿は我慢出来ず
こっそり人混みの中にまぎれこみ、見物を始めまし
た。一人 二人 三人四人と、コーナーを走って
いきましたが、五人目の子供がバタンッと転けてわ
あーんと泣き出し‼️‼️皆にいったいどうしたらいい
かと心配かけていました。その時 イタズラ好きな
小猿はその子の代わりにバトンを持つと、ゴール
に向かって一生懸命走ったんです。見ていた大勢
の人達は、がんばれーがんばれーって応援したん
だって、でもゴールまで走った小猿は、急に恥ずか
しくなって、大慌てで山まで帰りました。
山には 木の上からこっそり小学校の方をみている
小猿がいたんだって。
ある時は こんなこともありました。
ある小学校の教室の事でした。一年生の教室の中にコッソリとはいりこんだ
小猿がいました。澄ました顔で座っていました
が、先生が一郎くん?と聞くと、はーいと言ったつ
もりが、キャキャッ、って言ったため先生が「お
やおや お山からお客さんがみえてるようね」と
いった途端、みんなは堪えきれずドッと笑いころ
げました。小猿はその笑い声に包まれた教室から
猛ダッシュで逃げ出し山にかえりました。
そして、お母さん猿にいいました。
みんなの中にいたいのに、笑われちゃったよ‼️‼️、
、、、って、お母さん猿は優しくいいました。人間
になれなくてもいいのよ、貴方にもウサギさんや
鳥さんやお友達がいるでしょって、、
それからイタズラ好きの小猿はどうしたかって?
面白いわね やっぱり人混みにまぎれこみ、そぅと
教室の窓から覗いたんだけど、子供たちはわかって
も、静かにして知らんぷりしてたんだって、そして
山に帰っていく小猿を皆が名残おしそうにみおくっ
てたんだって、だからいつも 小学校の運動会の
輪の中をよく見たら、尻尾をぶら下げた子がいるそ
うよ。 お し ま い
どんな人も仲間はずれにしなくていい、そんな世界になればいいなあとおもいました
いつの日か夢見ましょう!