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くし→した
詩です。 なるべく手の動くままに書いてみました。
目が眩んだ 光を浴びた大輪の花は 数多の視線を受けて立つ
ひゅっと音立て 声を呑んだ プラス十センチの見栄えが私を縛る
滲んでいくアイライン 鏡に映った動物園の人気者
この舞台の人気者はあの子なの
身一つの努力が泡となって消えていく
口を開けば 溢れ続ける毒で自分を蝕む
答えはシンプル
ただ私が下だっただけ
笑い声が響き 赤い口から真っ赤な舌が顔を出した
どうか閻魔さま 今すぐに私の舌をその鋏ではさんで
毒を吐く口に封をさせて
お願い
おねがいだから どうか