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この異世界は優しすぎ!?  作者: 爈嚌祁 恵
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51.今すべき事

「で、私は異世界に転移して、今に至ります」


 涼妹は話し終えると、疲れたのか、机に突っ伏してしまった。


「あぁ涼妹の話はわかったけど、肝心のウナの話やこいつらとの関係が全くわからんかったんだけど?」


 ミリアスの反応といえば、そんなものだった。


「涼妹、としての経緯はこれくらいしかないの……この世界ではウナで生きている、けど、ウナは生まれてから、一年も経ってない。謂わば、赤ちゃんと同じなんだよ、話したい事とか、自分の気持ちとか、色々整理しないと……」


 そう言って、涼妹は自分の左胸を抑え、俯いてしまう。


「そうだな、今は無理に話す必要もないさ、それに、話が出来るのは一人だけじゃない。そこの坊主頭も一緒だったんだろ? お前の話を聞かせてくれ」

「ん? あぁ? 俺か? すまんなエル、お呼ばれだぜ!」

「ここは任せろ! ですよぉ」


 自分の事が話に上がったのに気が付いた田中 十は、すぐにこちらへ走ってきた。

 ミリアスは話から十とエルはどうやら、泥城造りで仲良くなったのか、かなりフレンドリーになっているように感じていた。だが、ここで、突っ込んでは話が進まないと思ったのか、エルには『一応、聞いて?』と声を掛けるだけで済ませた。


「おう、お前、俺に何か用か?」


 十は機嫌がいいのか、笑顔で応対してくれた。

 ミリアスはその笑顔に一瞬、決まりが悪い表情を浮かべたが、それを隠すかのように彼もまた、下手な笑顔で声を掛ける。


「お前は、ウナ、いや、涼妹。こいつと一緒に転移したんだってな?」


「あぁ、そうだな、そこのケモ耳とは一緒にこの世界に来た。とは言えねぇが、初めて飛ばされるまでは一緒にいたぜ!」


 そう言って十はこの世界に来てからの事を話し始めた。勿論、他のメンバーには補足をたのんだ。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 涼妹が邪神レイにあっている頃。

 田中達一行は、とある森の中に転移していた。


「「「っ!!」」」


 目を開けると、そこには、深い緑の景色が広がっていた。雑草は丈を高くし、木々も異様なまでに密集していて、陽の光を遮っている。しかし、自分たちがいる空間、その中心から五メートルくらいは異様な木達は影も形もなく、日溜まりとなっている。


「みんな、怪我はないか?」


 お坊ちゃまこと、佐藤(さとう) 裕翔(ゆうと)は目を覚ますと、すぐに周囲の安全確認を済ませ、皆に声を掛ける。

 各々に返事は帰ってくるが、最初にいたヲタクのようなパッとしない青年とかわいらしい少女、そしてその女に襲いかかろうとして投げ飛ばされた男の姿がこの場にないことに気が付き、彼女らが近くにいないか、少しあたりを見回す。しかし、彼には異様な木々が見えるばかりで、何も見えなかった。ただ、不思議とこの近くにはいないように感じて落り、彼は不思議に思っていた。


「一体、ここはどこなのだろうか……」


 そんな事を考えていると不意に後ろから声を掛けられた。


「おい、取り敢えず、移動だろうが、ここは安全だとは限らない、さっきの女の言う通りなら、自分たちには一つずつ、能力が与えられているはずだ」


 悠。と呼ばれていた青年だ。

 だが、彼には先程と違う点が二つあった。


 一つ目は、彼が自ら行動している事。


 二つ目は、彼が人間とは姿がかけ離れていた事。


 顔や背、声などは変わらないように思えるが、肌の色は日に焼けたように黒く染まり、左目が金色の猫のような瞳孔に赤い目、頭の先からはねじれた二本の角が生えており、尾骶骨の辺りから鞭のようにしなる尻尾のようなものがついていた。

 彼の姿はまさしく悪魔そのものになっていた。


「永楽……だよな? そのキミは大丈夫なのか?」


「なんのことだ?」


 どうやら、彼は自分の姿が、悪魔のようになっていることに気がついていないようだ。


「あ、あぁ、悪魔だ!!」


 誰かが、そう言った。

 その言葉を聞いた転移者達のうちの何人かは咄嗟に森の中へと走って逃げていってしまった。


「あっ! ちょっ!!」


 声を掛ける間もなかった、気が付いた時には、二人が森の中に走って行き、七人いた転生者は五人になってしまっていた。


「はぁ、個別行動は控えるべきだろうに……」


 悪魔になった青年。悠が、心底呆れたようにそうつぶやいた。


 それと同時に――


 ――きゃぁぁぁあああああっ!!

 ――グルァァァアアアアァッ!!


 二人が逃げていった方から、悲鳴と動物の鳴き声のようなものが聞こえた。


「「「「「っ!?」」」」」

「待ってろ! 今助ける!!」


 悲鳴を聞いた十は一目散にその声の方へ走っていった。


「おいっ先走るなっ!!」

「あ、ちょ、お前らっ!!」

「へぇっ!? ま、待って~!!」

「これは、行くしかないよな……」


 十に続いて、四人もそれぞれが困惑しながら、森の中へと足を踏み入れた。


 十は声の聞こえた方へ走っていった。

 すると、目に入ったのは、先程まで一緒にいた女と男の姿だった。男はまさしく狼男のような姿であった。肥大した筋肉、肌は狼のような毛に覆われていて、何倍にも膨れ上がった手の先には鋭い爪、犬のような顔には大きな牙、涎を垂れ流し、目の焦点は合っていない。女はその大きな手に握られており、意識を失っている。


「大丈夫かっ!!」


 十はそう叫ぶが、女からはなんの反応も無かった。

 そして、その叫び声に、狼男の方が気がついたのか、十の事を獣のようなその瞳で睨むと、口角を上げて不気味な笑みを浮かべた。


「っ!?」


 気が付くと、十の目の前に大きな鉤爪が迫っていた。勿論、狼男のものだ。彼は十を見つけるなり、攻撃を仕掛けてきたのだ。十は咄嗟のことに判断が鈍ったのか、その鉤爪を見ても、反応することができなかった。


「だからっ!! 突っ込むなって言っただろ!!」


 その声とともに、十は小さな衝撃と浮遊感を感じた。


 声の主は彼の後を追ってきていた、裕翔だ。



 裕翔が(とう)の後を追って、走っていると、十の目の前、急に狼のような化物が現れた。一瞬にして、目の前に現れた狼は十に向かってその大きな爪を振り下ろそうとしていたのだ。しかし、十との距離は大体二十メートルくらいは離れており、手を伸ばしても到底届く距離では無かった。

 それなのに、気が付いたら、自分は十を抱えて、狼からかなり距離を取っていた。


「ど、どういう事なんだ……」


「俺にもさっぱりだ! 助けてくれてサンキューな!! よぉし、もう、不覚は取ねぇ!!」


 裕翔の呟きに対して、十は笑顔でそう答えるが、そもそも、裕翔が疑問に思ったものと十が疑問に思ったものは違う。どちらにせよ、答えが出るはずもない。


「さて、狼野郎、その薄汚ぇ手を離しな……さもないとオメェの腕、何本かもらってくぜ?」


 十はこの間に気付くだろう。


 彼の腕に掴まれた女性の異様さに。


 彼女はどういう事か、からだが溶け出していた。


 それはもう人間ではない、まるで違う何かだ。太陽の光を浴びて溶ける氷のようにその体が原型を留めることができなくなっていた。


「あぁっ!? その女になにしやがった!! 狼野郎ッ!!」


 十は咄嗟に狼男に声を掛けるものの、狼男からは全く反応が得られなかった。


「た、たしか、田中くん? だったよな? ちょっと待ってくれ」


 声を掛けたのは勿論、近くにいた裕翔だ。


「あぁ? あぁ、なんだ? お前、見たことあんな……」


「あ、うん、まぁ。これでも、学校では有名な方だったからね……それよりも、この狼男のことだ。君は何かできることはあるかい?」


「そうか、そうだな……喧嘩は強ぇ方だ、そこらへんの奴らにゃあやられはしねぇが、こいつが相手となると五分五分ってくれぇだな……あんま役に立たんで、わりぃな」


 さらっと勝率五十パーセントと言っているのが、あながち、彼の強みなのかもしれない、と考える裕翔だった。


「どうすればいい? どうすれば、君は彼を倒せる?」


「ん? 倒すなら、アイツの注意を引いてさえくれれば行けるぞ?」


 十は彼の質問に少しの疑問を覚えながらも、圧倒的な経験により、この場を生き抜くのに最適な案を導き出していた。


「注意を引けば良いんだな。わかった、なんとか気を逸らすから、君は彼を倒してくれ」


「あぁ、倒せばいいんだな! わかった!!」


 元気の良い返事をして、十はこの場を離れ森にその姿を隠した。


「じゃあ、僕が合図を出したら、突撃して、彼を倒してくれ」


「おう、任せろ、いくらでも倒してやるぜ」


「いくらでも……はやりすぎだからいいよ……」


 ふたりは軽度な会話を交わし、それぞれが持ち場に付く。その間、狼男はまるで、この状況を楽しむかのように、舌なめずりしながら、傍観していた。




「さて、どうしたものか……」


 三人がこうして戦いを繰り広げるなか、もう一方の三人、後から追ってきたグループはその戦いを見ていた。


「えぇっと、今の内にさらっと自己紹介を済ませるが……俺は、永楽(ながら) (ゆう)だ」


「僕は倉田(くらた) (ぜん)。よろしく頼むよ」


「わ、わたしは水菜……っ! 加藤(かとう)……水菜(みな)……です……」


 三人がそれぞれ、名前だけの簡易的な自己紹介をすると、悠が先ず、口を開いた。


「なぁ、お前たちはこの世界の声を聞いたか?」


「……世界の声?」


「はぁ……その様子だと、聞いてないな。聞いていれば話がわかる……なら、いま、自覚しているのはあのバカ猿だけか……後は、あいつが気が付いているかどうか、動揺していることから、今自覚した感じか……?」


 善にはよくわからないことを悠はブツブツとつぶやいていた。


「世界の声……か、この世界特有のものなのか、それとも――」


 善がそう考えていると、不意に頭の奥、脳に直接話しかけられているかのように声が聞こえた。


>能力。[思考錯誤]を取得しました。


「って、こういうことか……しかも、なんだこれ、status。これは……英語だな、身分?」


「その様子。今、聞いたのか……?」


「あぁ、おそらくだが、キミが言っているのはこれのことだろう。スキル?を取得したとか聞こえた」


「間違いない、なんのスキルだ? あと、ステータスは見れるか?」


「あぁ……」

 ――――――――――――――――――

 status:

 ・constitution:10

 ・strength:10

 ・Magicalpower:20

 ・Resistance:15

 ・Agility:15

 ――――――――――――――――――

「こんな感じで、今得たスキルが[思考錯誤]だったよ……」


「これは僧侶タイプか? 今後どう増える変わらないが、今は魔力が高いな……」


「ちなみにキミは?」


 何の気なしに、膳は悠にそんな事を聞いた。


「アホか、そんなホイホイ人に見せるわけないだろう?」


 しかし、返ってきた答えは予想していたものではなかった。


「それは遠巻きに僕の事をアホ呼ばわりしているのかな?」


 聞きようによっては……というかほぼ確実に話の流れから悪意だと解釈するだろう。


「あぁ、すまん、そういうことじゃない……」


 それが、一般的であっても、彼は少し違う。彼の行動の根源には『面倒』『楽をしたい』という感情だけが渦巻いているのだ。だから、それを隠すために少々言葉が荒くなったり、人の気分を害してしまうことがあるのだ、直そうとしても中々直すことができず、彼自身も困っている事ではある。


「面倒……か、まぁ、いや、そういうことなら」


「悪いな……んで? そっちは?」


「ひぃっ!?」


 突然声を掛けられた水菜は悲鳴を上げてしまった。


 その声に反応したのか、狼男がこちらに鋭い視線を向けてきた。そして、水菜の姿を見つけると、即座にその方向へ走り出した。水菜と狼男とはかなり距離が開いていたはずなのに、水菜の近くに来るのに、さほど時間はかからなかった。

 狼男はその大きな手で水菜を掴み、口の中に放り込む。


 その予定だった。


 狼男の手は水菜に届く前に四つの影にその動きを止められた。


 二つは上から。

 一つは後ろから。

 もう一つは右から。


 上からの二つは拳と踵。

 十の鉄拳と善の踵落としが。

 後ろからはレーザーのような光。

 裕翔の光魔法が。

 右からは蹴り。

 悠の回し蹴りが。


 それぞれ順番に命中する。


 そして狼男は……


「ぐるぁぁぁああああっ!!」


 雄叫びを上げて木々を折りながら吹き飛んでいった。


 狼男は気絶したのか、その場で姿が変わった。


 まさに、先程まで一緒に居た男だ。森の中へ逃げていった男その人だった。


「あ! こいつ!!」


 十はすぐに気が付き、声を上げるものの、彼に近づこうとはしなかった。


「お前ら、身体に異常はないか? ……って、俺に異常があるな、なんだこれ、尻尾に角?」


 悠は男と女の身体が異常な変化を遂げていることに気が付き、自分の身体に異常がないか調べると尻尾と角があることに気が付く。


「なるほど、肌の色も焼けてるな……これは魔族という設定なのか?」


 ステータスを見ても特にそれらしき情報は載っていない。


「こいつらは俺を見て逃げ出したのか…………お前たちは平気なのか?」


 悠は少し、不安そうに、小さく呟いた。


「見た目は変だが、お前はお前だろ?」

「あぁ、俺も気にしないさ」

「僕も平気、さっき自己紹介したしね」

「わ、わたしは……ちょっと、怖い、けど、助けてくれたし、信じたぃ……」


「そうか……」


 少しだけ、心が温かくなったように感じた悠だった。


 しかし、その温かさもすぐに忘れた。


 なぜなら、彼の呪いがそうさせたのだ。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 一行は先ほどの狼男から距離を取るために、男が逃げた方向とは反対の方向に向かって歩いて行った。


「さて、自分たちの身体はよく調べたか?」


 四人はその道中最初のひだまりの場所で自身の身体に異常がないか調べた。

 しかし、彼らの中からは誰からも異常という異常は見つけることができなかった。ないのであれば、問題ないのだが、これがわからなくて、実は遅延タイプの異常、継続タイプの異常などがあれば、そうとう劣悪であるのだ。


「身体に変なところは無かったか……」


「いよいよ、悠が謎だな? なにしたんだお前? そういえば、名前、思い出したんだな!!」


 十に言われて初めて思い出した。


 ここに転移する前、悠は自分の名前すら思い出せなかった。しかし、今は自分の名前を覚えている。


 どういう事なんだ? 俺はいつ自分の名前を思い出したんだ? というか、なんで思い出せなかったんだ? 普通は知ってて当然、だろうに……


 考え込んでも、悠の頭では確証のない仮定が渦巻くばかりで、何の成果も得られなかった。


「というか、全然魚介類関係ないじゃないか。なにがエビだ、タコだ。よくもまぁ、変な間違いが出来るなぁ」


「あぁ! 人の名前、覚えるのは得意なんだぜ!!」


 何処がだ。

 誰も口にはしなかったが、この場に居た全員がそう思った。


「しかし、思い出せたのなら、良かったじゃないか」


「あぁ、そうか、そうだな……これはメリットもあるのか……」


 悠は突然何かに気が付くと、深く考えるように腕を組み考え始めた。


「ん? それは、どういうこと?」


「あぁ、なるほど。悠、つまり、キミは種族なのかな? それを代償に記憶を手に入れている、等価交換とまでは言わないが、それ相応に失っているものがあるわけだ」


 悠の思考に追いついたのは裕翔だ。彼も一仮説として理論を組み立てていった。


「逆を言うと僕たちが何ともないのは何も得ていないからってことなのかな?」


「いや、しかし、そうなると可笑しいな。俺は先程、魔法を使った。どうやったかは分からないが光を出すことが出来ている」


「ということは、それに見合う、ペナルティを受けているんじゃないか?」


「女神の話しでスキルもらったんじゃねぇのか? 俺にもなんか来てるぜ?」


 思考が詰まりそうなところに十の一言がよく効いている。

 カレーなんかのはちみつやりんごといったところだ。


「十、そういえばお前、思考放棄のスキル持ってるんじゃないか?」


 悠は唐突にそんな事を十に聞いた。


「ん? あぁ、そうだけど、なんで知ってんだ?」


 十もそれに答えるが、知っている理由も聞いてきた理由も全く理解できていなかった。


「単純に俺も持ってるからだ」


「なんだ、そういうことか!!」


 だが、十の頭ではその思考もすぐに止まってしまった。さすがだ。彼の[思考放棄]はⅢになっていた。


「となると、女神の付与能力とは別に、何かあるというところか、俺のこの姿を鑑みるに、おそらく呪いの類だろうな……俺だけが与えられたのであれば良かったんだが、七人のうち三人が呪いを受けている。種類は様々、狼化、融解、悪魔化。全部状態の変化だが、単純な呪いは○○化のようになると考えても、場合によっては最悪、死ぬような呪いもあるのだろう」


「推測の域が抜け出せないな……って、なんだこの声っ!?」


 悠と裕翔がそれぞれに考えを巡らせていると裕翔の頭に世界の声が聞こえた。


「おぉ、それは通称世界の声だ。この世界に来てスキルを取得すると声がする。そいつは機能を切ることが出来るがやめといた方がいい、なんにも聞こえない、見えないだと、かなり不便だ。実際に俺がそうだからな」


「なんで切ったんだよ……」


「寝起きでうるさかったんだよ……」


 普通はうるさくても切るというよりかは音量下げれない? とかと交渉するものだが、この男の場合は邪魔なら捨てるというところがあり、世界の声を効く耳は出会って早々に潰えたのだ。


「まぁ、いい、ところで、この先、どうするか……」


 裕翔が困ったように、問いただして見るのだが、問の答えはあまりいいものでは無かった。


「差し当って、俺は別行動を取るぞ……じゃあな」


 と言って、悠は皆から距離を取り、その姿を消した。

今週から月曜又は木曜投稿に変更いたしました。

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