幸せ
はじめまして、シュナリアスという者です(^^)
今回、はじめて投稿させていただきます!
伝わりにくい表現等あると思いますが、温かい目でみまもってくだされば光栄です( ´ ▽ ` )ノ
また、恐縮ですが、コメントなどいただけると嬉しいです!!
目を開くと絵の具を塗りたくったような青い空が広がっていた。
眩しい太陽に目を眩ませながらブランケットを蹴り飛ばし、恋花奈はゆっくりと起き上がる。
おととい脱色しなおしたばかりの少し傷んだ髪が汗で首にまとわりつくことに苛立ちを感じながら、恋花奈は隣で寝ている大地を叩く。
「たーいちー!!おーきてーー!!」
「んんー…まだ…あと30分…」
「ダメっ!!起きて!!バス乗り遅れるよ!!」
「……あっ!!遅れるっ!!なんだよ!!早く言えよー!!」
大地はいきなりカっと目を見開き飛び起きる。
恋花奈はそれがなんだかとてもおかしく感じて笑みをこぼす。
大地と恋花奈が同棲をはじめて1年が経っていた。
今日は大地の実家へ泊まりに行く。
ふたりは『結婚』を考えはじめていたからだ。
恋花奈は青い夏の空に映える白いワンピースを着た。
「あ!そのワンピース…」
大地がワサワサと広がった髪の毛をワックスで整えながら恋花奈のワンピースを指差す。
「そう!あの時私が着ていたワンピース!!」
恋花奈はワンピースを広げてみせる。
「あぁー、もうあれから二年かー…俺たちあの時…大学生?」
「そうだねー…もうけっこう前だねー」
「あの時はさぁー、もう、ほんっと!海みながら一人で泣いてるからさー、ビックリしたよ」
「そうだったねー…話しかけてくれてありがとね?」
「やっぱ、さすがだなー、オレ!!」
「ばーか!!」
大好きな人と一緒にいれること、こんなくだらない会話を笑顔で話していること、全てが恋花奈にとって幸せと呼べることだった。
恋花奈はこの生活にこれでもかというほど満足していた。
読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m
今後ともよろしくお願いしますっ!!
なにか、気づいたことなどありましたら、教えていただけると幸いです!