表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女王は地下帝国で野望を求む  作者: K4Y9
1章 Records before reincarnation
3/14

3. 二柱の神様

おかしい、最初の予定ではこの3話目でin~異世界の予定だったのに。

どこで間違えたッ!!

~site 天界~



「えっ、私喋って…えっ?あ、あなたも天界人なんじゃないんですか?」


私は考えていることが当てられたのと、突然現れた存在()が自分は天界人ではないと言ったことで、ひどく混乱していた。



「…天界って言われたら他にも()()じゃないっスか」

男は苦笑してそう言った。



(他……もしかして…)


「…神様?」

私は天界と言えばの名前を出した。すると…



「ザッツライトっス」

男はノータイムで肯定した。


「…何スか、髭もじゃじゃないから神様みたいに見えないっスか」

男…いや、ロットは自嘲気味にそう言うと少し肩を落とした。



「あのー、髭もじゃと言われてもよくわからないのですけど」

私は、自分が神様だという男…ロットに少し腰が引けつつこう言った。


そう、実を言うと私には彼らの顔がよく見えていない。厳密にいえば、顔にノイズ?光?形容できない何かがかかっていて分からない、というのが正しいかもしれない。



「あー、なるほどっス。多分存在としての格の違いによる影響っスね」


(存在の格…なんか貶されたような気が……)

「あっ、すまないっス!分かりやすく説明するのにはこの言い方しかなかったんス。許してほしいっス」

そうロットは言った。思いのほか良い人?神?のようだ。というか…


「……やっぱり私の考えていることわかってます?」

そう聞くと…


「はいっス」

ロットはさも当然かのようにそう言った。



「天界……何でもありなんですね」

私は驚きながらもそう言った。


「それは違うっス」

ロットはすぐさま否定した。



「天界中でみんなこんなことができたらヤバいっスよ。これは天界における神としての権n「ロット様、私をずっと無視し続けるおつもりですか!!」ヒエッ…」

ずっと空気のようだった私が最初に話を聞いていた天界人が、ロットが話しきる前に前に大声で彼に話しかけた。…顔もちょっと怖い。



「…な、何スか、1号さn「…さっき私の顔見て目をそらしましたよね。まぁ、それはともかくミスを起こした後、何処に行ってたんですか!!!」」

雷のような怒声が天界を貫いた。



(ビッックリしたぁ。向こうの地球みたいなので作業している人たちもビクッてしたし、ロットさんに至っては泣きかけてるし)


「…ちょ、ちょっと先代に相談h「そういうことでしたら一言私共に仰ってから行けばよかったじゃないですか!!!」はいっス…」

(…何この親に怒られる子供みたいな構図)



「いや、でも初めてのことでこっちもテンパっt「でもじゃないですよ!!!何も連絡せずに行ってしまわれたせいで、危うく地球の輪廻転生と運命の誘導が止まってしまうところだったんですよ!!!」ピエッ…」

「は、ハイ…ホントにもう、おっしゃる通りっス」



(嗚呼、ロットさんがどんどん小さくなっていく…)


「まったく、手遅れになる前に私たちが気づいたからよかったものを…」

「…ほんとに申し訳ないっス」



(…このロットさんってホントに神なんだよね?)


「あぁ、一応神だぞまだまだひよっこだがな」

「!?」ビクッ

私は、突然背後に現れた男に反射的に驚いた。


(…なんでみんな私の背後から現れるの?!)

そしてそう心の中で愚痴った。



「…!あっ、先代やっと来たんスか!」

ロットが後ろの男に先代と言ったことで私は目を瞬かせた。

「せ、先代?」


「そうっス。この方は自分の前の、先代の神っス」


私が困惑を口にすると、ロットから爆弾発言が飛び出た。

はい、天界の話はもう一話続きます。(この回で終わるといったな...それは嘘だッ!)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ