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(仮)女王は地下帝国で子を愛でる  作者: K4Y9
1章 Records before reincarnation
2/13

2. 天界ってまじ?

4まで一気に描き切りたい(切実)

〜site ???〜



「…ふぅ~よかったっス。

大災害や戦争みたいな大きな異変は起こってないようっスね」

男は被害状況を見て、ひとまず大きな問題は起こっていないと安堵した。

それもそうだろう、この男のミスは地球に強く響く。



この男はそういう存在(モノ)なのだ。



「大きな異変が起こってなかったのはいいっスけど……」

男は横に倒れている()()をばつの悪そうな顔で見やった。



「…このヒトになんて言えばいいっスかね。……というかそもそも無事なんスかね」

自分のミスで殺したようなものである()()を心配しながら。

彼女が起きたらなんと言うべきか、男は存在発生(けんげん)してから何度目かわからない思案を始めた。




………………




「ん〜……ここは?……………なんだろう白い…天井?いや、色がない…部屋?でも…色はある??」


目が覚めた私は混乱を極めていた。

視界に形容できない視覚情報を与えてくる空間が目に入り、いつもの道でも病院でもないと思ったからだ。

ここはどこなのか、何か今の状況を知れるものがないかと周りを見渡してみると…



「あれは…地球?あと…羽の生えた……人?」

すさまじく非日常間のある視界に、私はもうすぐ野望が叶うという嬉しさのあまり気でも触れたのかと思い始めた。



「あっ、起きられましたか」

その時、地球のような物体で何か作業をしていた、って羽の生えた人の内の1人が、こちらが起きたことに気づき向かってきた。そして…


「誠に申し訳ありません!!!」

華麗にジャンプスライディング土下座を決めた。



(…情報量多いなオイ)

私は心の中で呟いた。


「あなたは、私ども天界人の生みの親の1人であるロット様が間違えて地球から引っ張り出して、こちらに連れてきてしまったのです!」


(…より訳が分からなくなった)



「…とりあえず、ここはどこですか?地球から引っ張り出してしまったということは、ここは地球ではないんですか?あと、あなた方はどういった人たちなのですか?」


私は詳しく現状を把握するため、目の前で土下座し続けている人に、気になっていることを色々と聞いてみた。


「ここは地球では天界と呼ばれる所であり、天国とはまた違う所で。いわば、あの世とこの世をつなぐ場所です。

なので地球ではありません…地球はあそこに見えているものです。そして私たちは、地球の方にとっては聞きなじみがないと思いますが、天界人と呼ばれる存在(モノ)です。

そちらで有名な天使やエンジェルと近しいものですが厳密には別物で、地球への物理的な干渉はしません」


聞いてみると、結構しっかりと答えてくれた…土下座したままだったけど。



(天界…ほんとにあったんだ、えらい場所に来ちゃったな。というかあの地球っぽい物体は本物の地球だったのね)


私が遠い目をしていると。



「おや、起きたっスか!」

後ろから声がした。


声のした方を見てみると、さっきまで誰もいなかったはずの場所に男がいた。

そのような不可思議なことが起こっているが、それよりも男の後ろで起こっている現象に私の目は釘付けになった。



「空間が裂けてる?!」

私は、趣味でよくファンタジー系の漫画や小説を読んでいたので不思議現象や魔法など(そういうもの)に一種の強い憧れを抱いていた。

だからか、私はその現象を見て、かつてないほどのワクワク感をした。



「…あー、やっぱり自分よりこっちが気になるっスかね」

男は私の目線が後ろを見ていることから、空間の裂け目を見ながら察したようにこう言った。

次の瞬間...


「ロット様!!」

目の前にいる羽の生えた人が飛び起き、私の後ろに現れた男に向かって言った。



(あー、この天界人がロットか)

私はそう思った。すると…


「いや、自分は天界人じゃないっスよ」


「………えっ?」

私の頭はまたもや混乱し始めた。

天界での話はもう少し続くんじゃ(´・ω・`)ノシ

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