10. 今、私ができること
昨日中にこの回を投稿する予定だったけど、途中で寝落ちしちゃた。(*ノω・*)テヘ
いつもよりちょっと短いです。
〜site ??地下〜
私は、無意識のうちに産卵スキルを使用しようとしていた。
不思議なことに、この体になってから初めて使うはずなのだがスキルの使い方がなんとなく分かるのだ。
本能に刷り込まれている…そう感じさせるほど私は迷わなかった。
「 産卵 スキル使用!」
しかし、スキルを使用した瞬間…
「…!?うあっ…」
私の意識は闇に沈んだ…
………
少しして頭が割れんばかりの痛みで目が覚めた、私は慣れない痛みの頭痛に苛まれた。
(あ゙ぁー頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛いぃ!)
この地獄のような状態は十分以上続いた。
…十数分後…
頭痛が幾分かましになった頃、私は自分の身に何が起きたのかを考えていた。
「あの頭痛…なんだったんだろう?原因は産卵スキルを使ったからなんだけど、なんで痛くなったんだろう?」
そう考えていた私は…一つの仮説に至った。
「…まだ、分かってる情報が少ないからはっきりとは言えないけど。
もしかしてスキル消費量に対して私の魔力が足りなかった…とか?」
考えたくはないが、十分に考えられる理由だった。
「とりあえず、産卵は当分の間封印しておこう。…嗚呼私の野望が」
納得はできていないが、そうする他なかった。
「……何しようかな」
することがなくなってしまった私はそう独り言ちた。
転生してからここまで、ファータの言葉やその場その場の惰性で行動していた私は。
この時、転生してから初めて何もしない時間を過ごした。
そうしていると…
「あっ、…お腹すいた」
私は空腹感を感じ始めた。
さきほどまでは、頭が目の前で起きているファンタジックな現象に集中し、空腹などを感じる余裕がなかったが。することがなくなり、何もしない時間が発生した今。
ようやく頭が自身は空腹であると、知覚し始めた。
私は、頭を切り替えた。
(……受動じゃダメだ。能動的に動くんだ…今この状況で、することがないなら何かすることを考えないとダメなんだ!そうじゃないと、私の野望は叶うことなく夢で終わってしまう!!)
憧れのあった異世界転生という現象に興奮していた熱は、自身の状況の確認とともに冷めていき。今の私の脳内では興奮の代わりに、今を生きる…もとい冷静な野望の達成を目指すための思考が回り始めていた。
(…私が今するべきなのは、まず食料を集めること。死んでしまったら野望を叶えるなんて想うことすらできないんだ!)
考えはまとまった。
私は自分を鼓舞するように言った。
「……………よし、この体についての確認も終わってる。野望に向けて、まずは食料探しだー!!」
私は食料を探し始めようとしていた。
すると…
<繝輔ぃ繝シ繧ソ神 よりスキルを受け取りました>
・探知Lv1 new
・進化紀行Lv1 new
謎のスキルを受けとった。
今回で、7回の「神様からの贈り物」の最後に追いつきました。
主人公は転生後に色々あったので、ファータのお詫びスキルについて頭から抜けてしまっています。
次回もお楽しみに(^.^)/~~~




