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「モルラと〈海の光〉」
いつもの描き方で描いています。『塔の上のレイヴン』より、ライアンの元乳母であり女魔術師のモルラと、彼女が使う大鷹の〈海の光〉です。
「ガーリンネ」とはゲール語で北極星のこと。
背景に葡萄蔓と〈アドラーブルク〉の岩山の上の塔を描きましたが……もうちょっと緑が多くても良かったな、と思います。
特殊加工和紙にコピックと色鉛筆です。
いつもよりコピックがにじんでしまい、少し焦りました。
モルラはライアンの元乳母で騎士トレナルの母。トレナルにはミーノンという娘がいますので、実は祖母でもありますが、まだ四十代後半です。
〈アドラーブルク〉城で侍女頭のような役割を果たしており、薬草と魔術に詳しい。鷹狩りを行い、かつて偽大公の軍と戦った女傑です。
彼女の活躍する外伝を書きたいなあ、と考えています。




