12/13
ツンはもう終わった
次の日、王立学院の第三食堂にてルカ・ハニエルは満足そうに頬をゆるめていた。
ジョーはそんな彼を見ては日替わりのランチを口に運び、前々から疑問に思っていたことを口にする。
「両想いになれて良かったですが、そもそもルカはツンデレって柄でもないですよね。これからぼろが出たらどうするんですか」
偽りの自分で好かれても付き合った後のほうが大変なのではないか、ジョーはそもそもルカの考えが理解できなかったのである。
ああ、と何でもないようにルカは慣れた手つきでボロネーゼを口に運ぶ。彼は気に入った料理があればそればかり選ぶ傾向がある。
「問題ないね。ツンはもう終わったんだからあとはデレるだけなのだろう?ずっとデレておけばいいだけじゃないか」
ヤンデレの素質をもつ彼はデレることには抵抗がないのだろう。
一切証拠も残さずツンデレに擬態し、ミッションをコンプリートした彼にジョーはただただ恐怖したのだった。
このあとタイムリープして別作品「ヤンデレ王子ツンデレを目指さない」に続きます(二巡目)
とばっちりを受けた侯爵令嬢は他作品で幸せになります「婚約破棄令嬢は爽やか諜報を好きになる」




