表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/48

40、暴れ水牛のスペアリブ

「朝葉様! 町外れに暴れ水牛が現れました!」

「そうなの!? 近いね、退治に行こう!!」

 トワロと朝葉は、町外れの暴れ水牛の元に向かった。


「いました! こちらに突進してきます!!」

「トワロ、避けて!!」

 朝葉の言葉を聞いていたけれど、トワロは暴れ水牛に向かっていった。

「トワロ!?」


 トワロは暴れ水牛の角を掴んで、動きを止めた。

「えええ!! トワロ凄い!!」

「朝葉様、今のうちにとどめを刺して下さい!」

「うん!! 急所を攻撃するよ!」

 そう言って朝葉は、暴れ水牛の額に剣を立てた。


「えい!!」

 朝葉が力を入れると、暴れ水牛はその場に倒れた。

「解体!!」

 朝葉は解体のスキルで、暴れ水牛を骨と肉、皮と内蔵に解体した。


「それじゃ、持って帰るよ」

「はい、朝葉様」

 朝葉達は解体した暴れ水牛を食材袋に入れると、バンガローに帰っていった。


 バンガローに着くと、暴れ水牛の内蔵や肉の下処理をして、冷蔵庫にしまった。

「今日は、スペアリブを作るよ」

 朝葉は骨付きのスペアリブをオーブンに入る大きさに切って、すりおろしたタマネギのソースに漬け込んだ。

 しばらくして味がしみこんだ頃、スペアリブをオーブンに入れて焼いた。


「良い匂いがしてきました」

 トワロがそう言うと、朝葉は頷いた。

「そろそろできるよ」

 オーブンが鳴った。

「できあがり! 切り分けるね」


 朝葉は焼き上がったスペアリブを骨にそって切り分けた。

 そのとき、ドアをノックする音が聞こえた。

「こんにちは、朝葉」

「セリスさん、良いところに来たよ! 今からスペアリブを食べるの。一緒に食べよう!」

「ああ、ありがとう」


 朝葉達はテーブルに着くと、山盛りのスペアリブと取り皿が置かれた。

「スペアリブは手で食べてね」

 朝葉はそう言って、トワロとセリスにお手拭きを渡した。

「いただきます!」


「香ばしくて、甘くてしょっぱくて美味しい!!」

「肉が、かみごたえありますね」

「うん」

 朝葉達はスペアリブを食べてお腹いっぱいになった。

 残った分は冒険者の館に持って行くことにした。


「今日も美味しかった」

「ごちそうさまでした」


 朝葉達は上機嫌だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ