第六討伐班II三章二十一話〜三十話
第六討伐班II三章
一話~混乱~
研究室、、、
〈俺〉「露亜、unknownが生きてるって本当か」
〈露亜〉「あぁ、unknownに捕食された
ミイラ化した遺体が見つかった、
まぁunknownが一体しかいないって事は
ないだろうなとは思ってたが」
〈理十〉「unknownは吸血龍
ガラグノスと命名された
だが一度倒した相手だ
また研究データから位置を特定する
ガラグノスの死体はちゃんと研究済みだ
しかし少し証言との誤差があったが
何かの間違いだろ
また火山地帯を捜索してる
安心しろ、すぐに絶滅させるさ」
〈露亜〉「それとunknown事件で
研究班と俺ら討伐班意外に調査班が結成された
寝る間を惜しんで調査する必要は無くなった
だがガラグノスがまだ存在してる時点で
廃刀令は有り続けるだろうな」
〈俺〉「まだ子供は武器を手放さないのか
そうだ、ダドに関して聞かせてもらおう」
露亜は壁に寄っ掛かり手を組み目を閉じる
そして口を開く
〈露亜〉「あれはただの奇形した人間だ
病気であーなった、爪は鋭く尻尾も生えてるが
普通の人間として接してやってくれ」
理十霧は背を向ける
〈理十〉「人の病気をあまり詮索すんな」
〈俺〉「だが明らかに戦闘に特化した
体になってる、生物兵器だとしたら」
〈露亜〉「ならどうする?
彼奴を治せるのか?」
会話は途切れる、、、、、
二話~撮り直し~
とりあえず復帰動画を取り直すか
家でカメラを回す
〈俺〉「えー、どうも
アキリンでぇぇぇぇす
ふっかーつ、
いやー最後の動画のコメント見ましたよ
皆んなの声援で復帰する事にしましたー」
「ピーンポーン」
インターホンがなる
〈俺〉「また用事?
実は一回撮り直してるんですよ
とにかくここはカットしとこ」
カメラを止める
ドアを開ける
〈レヲ〉「今暇ぁ?」
そこにはサバイバル仲間がいた
〈俺〉「パイセン、社会人なんだから
来る時はメールでアポとってくださいよ」
〈レヲ〉「いゃ〜今日お前の誕生日だろ
コレやるよ」
そうえば今日誕生日だった、
unknown事件で忘れてた
先輩から鉱石ナイフを受け取る
〈俺〉「ありがとうございます、」
〈樂零〉「堅苦しいなぁ、仕事し過ぎ」
〈俺〉「そ、そうっすね、あざ〜っす
そうだ、今ちょうど復帰動画撮ってるんすよ
出ます?」
〈レヲ〉「あぁ、出る」
三話~動画復帰~
〈俺〉「今用事済ませましたぁ
その用事なんですけど
ゲストが復帰と誕生日を祝いに来てくれました」
〈レヲ〉「どーもー、サバイバル勢のパイセンと」
〈樂零〉「同じくサバイバル勢のスパイダーと」
〈轟〉「同じく以下略、バーサーカーでーす」
〈レヲ〉「誕生日プレゼントが、もう渡したけど」
〈俺〉「こちらの鉱石ナイフをいただきましたー
いゃ〜本当に綺麗、早速切れ味チェックといきましょうか」
とりあえずダンボールとかアルミ缶を切る
〈俺〉「思ったより斬れ味がいい
コレ何時間くらいかかったんですか?」
〈レヲ〉「これは、、
電動ヤスリ使ったから、、四十分」
〈樂零〉「仕上げはちゃんと紙ヤスリで削ったけど」
〈轟〉「やBase storeで交渉で
四人で高価なもんと交換して」
〈俺〉「四人?、もう一人は」
〈樂零〉「グラベラ」
〈轟〉「それ言ったらアカン」
〈樂零〉「あ、」
〈俺〉「大丈夫、編集でピー音入れるから」
そんな話しが長く続く、
途中でくぎんないとな、
〈俺〉「そろそろ終了でーす
この動画、全編中編後編で分けます
これだけ編集で先にっと
お楽しみに、それでは、バイバーイ」
四話~飲み会のはずが~
〈俺〉「でさぁこの後どうする」
〈樂零〉「パイセンどうします?」
〈レヲ〉「朝まで飲み明かそうぜ」
〈轟〉「鬼狐の所行こうぜ」
〈俺〉「わかった電話する」
電話、、、、、
〈鬼狐〉「んだよ、今銃の手入してんだよ」
〈俺〉「今から飲まないか?」
〈鬼狐〉「いいぜ、ちょうど家を拡張して
ワイン庫作ったんだよ」
〈俺〉「分かった今行く」
鬼狐の家に着く
〈鬼狐〉「待ってたぜ、ワイン庫の
紹介するか」
鬼狐は階段の下の床板を外す
そこには地下に繋がる階段があった
そして階段を下りたら大量の樽が置いてあった
〈俺〉「格調って、おい待て
どうやって穴を開けた」
〈鬼狐〉「爆弾でボーンと」
〈俺〉「おい待て家崩れるぞ」
〈轟〉「はなしてる場合じゃない
今すぐ柱建てるぞ」
とりあえず木材の在庫で応急処置
〈俺〉「とりあえず格調したい場合は
轟に電話しろ」
〈鬼狐〉「わーぁったよ」
五話~飲み会~
ワインを飲み話し合う
〈レヲ〉「そうえばunknownを倒したんだって?」
〈俺〉「それが、、、
奴は他にもいた、、、、
あの後またミイラ化したい遺体が発見された
unknownはガラグノスと命名され
調査班が調査を続行してる状況だ
まぁ調査班が設立され討伐班の仕事も軽減された、
とりあえず今日は朝まで飲み明かそう」
〈樂零〉「それと黒刀抜いたのって」
〈俺〉「アレは俺が電動ヤスリで突き刺さった
岩を削って取り出した」
〈轟〉「やっぱり、でも誰があそこに刺したんだ?」
〈俺〉「俺が知ってる中であんな真似をできる奴は
一人しかいない
、、、、鑑露雨、、、、、」
〈鬼狐〉「確か爆鳥に、、、」
〈俺〉「俺をかばって死んで逝ったよ、、、
焼け酒だーっ」
それから色々話した
気付いたら朝だった、、、、
いつの間にか寝てた様だ
頭が痛い、、、
辺りはアルコール臭い
確か飲む事を想定して歩いて来たんだった
家まで歩いて帰る、、、
風呂に入って臭いを落とす
風呂から出ると私服に着替え
刀をぶら下げカバンを持って会社に向かう
電車の中で通学中の子供たちが
改造した銃を友達に自慢してた
そうえば俺も子供の頃
エアガンを改造して学校に持ってったなぁ〜
だが今の時代はエアガンじゃなくて実物、
護身用とはいえヘッドショットをお見舞いしたら
簡単に殺せる、ガラグノスさえいなければ、、、、
六話~ネットの書き込み~
今日もガラグノスのトイレは発見されず
どの地域に身を潜めてるかは謎
ネットではガラグノスの霊がとか
ガラグノスがunknownじゃなかったとか
ガラグノスも突然変異したとか
色々ささやかれてる
ネットの呟きだがヒントになりそうだ
会社に着く、
、、、、、、、、
今日も用事は入ってない、
逆に調査班ができて
雑用が他の討伐班に任され
第六班は暇になった、、、
多分、、、、、
ノートパソコンを出し
この前の動画の編集をする、、、
カタカタカタカタカタカタ
遅れて鬼狐が来る、、、
その後にダトが来る、、
デットと露亜はもういる
彼奴は今日もこない
編集終了、、、
あとはアップするだけ
日が暮れ時計の針が九時を過ぎる
〈露亜〉「今日の仕事はここまで、
解散、」
〈俺〉「お疲れ様でした」
俺は理十霧の所、
研究所に向かう
七話~ネットの考察~
理十霧にネットの書き込みを見せる
〈俺〉「これらを見てどう思う?」
〈理十〉「まず、
ガラグノスの霊は嘘だな
肉体を持たない霊は餌を食べないだろう
次にガラグノスがunknownじゃなかったは
考えにくい、なぜなら
ガラグノスの死体からミイラ化したい遺体の情報通り
大量の血液と内蔵が発見されてる、、、が
未だに内蔵が半壊状態なのが謎だ、
だが血液のDNAは一致してる
次にガラグノスが突然変異したは
この線が一番濃いかも、
食べる物が変わったとかもと考えたが
未だに黒い膜は発見されてる
あれがションベンだとすると
食べる物は変わってない
別のエネルギーがあれば話したは別だが
それとドローンにガラグノスらしき生物は
映ってない、
海に入れる様に進化したとも考えられる
だが黒い膜は海から離れた場所で発見されてる
だが黒い膜の発見場所を線で繋ぐと
右下へ移動してるのがわかる
ただその周辺ではガラグノスらしき生物は見つからない」
〈俺〉「その黒い膜だが
本当にションベンか?、
お前、アレを始めて見た時、まるで鎧のようだと
言っていた、」
〈理十〉「他に何だと言う?
あれがミイラ化遺体のDNAと一致してるんだぞ」
〈俺〉「、、、皮膚?とか
一度ゼロから考えられると
ガラグノス以外の生物が脱皮、、とか
でもDNAが一致したなら、、、
疲れてるようだ、帰る」
八話~動画撮影~
カメラを回す
〈俺〉「どうもー
おはこんばんにちは
アキリンでーす
ここしばらくリアルが忙しいから
商品紹介などがメインになりま〜す
サバイバル動画を期待してた方
すまん、もうちょっと待ってたねー
今回紹介する紹介は、、、
固まるスライムー
このスライムは熱を加えると固ま」
「ピーンポーン」
〈俺〉「誰だよ、
それでは、カット
毎回誰かくる」
「ピンピンピンピンピンポーン
ピピピピピンーポーン」
インターホン連打すんなよ
ドアを開ける
〈俺〉「誰?うるさいよ」
〈ダト〉「こーんばーんわー、だにゃ」
〈俺〉「何で俺の家知ってんだよ」
〈ダト〉「露亜が教えてくれたにゃ」
〈俺〉「あーそー帰れ」
〈ダト〉「おじゃましにゃーす」
〈俺〉「勝手に入るな」
〈ダト〉「にゃにこの機械」
〈俺〉「カメラだ勝手に触んな」
〈ダト〉「あのドローンに付いてるやつかにゃ?」
〈俺〉「そうだ、帰れ」
〈ダト〉「あのベランダで栽培してる植物は
にゃんだ?」
〈俺〉「落花生だ、カ、エ、レ」
〈ダト〉「ここに泊まるにゃ」
〈俺〉「マジかよ」
九話~ダト、動画にでる~
〈俺〉「取り敢えず風呂にでも入ってろ」
動画を取り直す
〈俺〉「いゃ〜、今度は面倒なことに
まぁ置いといて
このスライム、熱を加えると固まる、
だから粘土で型を作ってスライムを流し込んで
炙れば思い通りの形に」
〈ダト〉「リンスってにゃんだにゃ?」
〈俺〉「黙れぇぇぇぇぇ」
〈俺〉「さぁ、気をとりなおして
実際に紙粘土も用意したので
先ずは型を作って
粘土が固まるのを待ちます
それでは朝まで、カット」
カメラを止める
布団を引いて寝ようとするがダトはどこで寝かせよう?
三分後、、、
何でこいつと添い寝しなきゃいけないんだ、、、
翌日、、、カメラを回す
〈俺〉「では、粘土も固まった所で
スライムの方を」
背後をダトが横切る
〈俺〉「変な奴いるけど気にしないで続けましょう」
突然ソファーにダイブしてくる
〈俺〉「イッタ、ソファー壊れるだろ」
〈ダト〉「にゃに撮ってるの?」
〈俺〉「動画、隣で見てろ
はい、ちょっと変なの加わったけど
これからスライムを粘土に流し込んでいきましょう
そしてこのバーナーで炙れば」
〈ダト〉「秋刄、にゃにやってるの?」
〈俺〉「本名言うな、またピー音入れなきゃ
いけないじゃん編集で
まぁ置いといて、もう固まってきましたね〜
それでは取り出すと、あ、割れた、
割れてしまいましたけど、こんな感じに
半透明なのができますね」
十話~発見~
〈俺〉「今回もご視聴ありがとうございました
このスライムは概要欄にamazonへのリンク貼ってあるので
それではバイバーイ」
〈ダト〉「これを見てる人に告ぐにゃ
unknownに付いて考えといてほしいにゃ」
〈俺〉「リアルの事言うな」
カメラを止める
二日後、編集してアップしたスライムの動画の
コメ欄を見るとunknownに付いて様々なコメントと
ダトをもう一度出してほしいとゆうコメントが多かった
ダトが大人気だ、まぁ検討しておこう、それと
unknownに付いてだが
大体の人がグラベラが言ってた黒の鎧を脱ぎ捨てた
緑の吸血龍の話しと似た様な事を言ってる
でも吸血龍はガラグノスだ、
伝説は確実では無い
会社に行く途中の電車で子供たちが
理科の植物の話しをしてる
テストがどうのこうの
光合成がどうのこうの
葉緑体がどうのこうの
葉緑体、、、、、
緑の翼、、、葉緑体、、、
植物は水とその中の養分で成長、、、
血の役目、、、、
まさか、、、、
今すぐ理十霧に電話する
〈俺〉「う〇こなんて探しても無意味だ
奴は糞をしない、エネルギーは太陽光だ」
〈理十〉「何を、」
〈俺〉「unknownだよっ」
〈理十〉「話しを聞こう」
四章に続く