第六討伐班II二章十一話〜二十話
第六討伐班II二章
一話~反対の声~
翌日会社に向かう
そして到着しオフィスのドアを開く
〈露亜〉「お前なら刀を選ぶと思った」
〈俺〉「鑑班長が忘れられなくてね」
〈露亜〉「気にくわない」
露亜はボソっと呟いた
そのあと露亜の眼差しが変わる
〈露亜〉「刀はあまり使った事ないだろ
稽古だ」
〈俺〉「今そんな事してる場合じゃ」
〈露亜〉「お前がもう少し強ければ
兄は生きてたかもな」
〈俺〉「、、、稽古、お願いします」
露亜と俺はBase storeの訓練施設に向かう
露亜はナイフとオモチャの銃を持ち
距離をとって俺が切り掛かるのを待つ
俺は刀で切り掛かるが避けられ
露亜は刀を握り俺の喉仏にナイフを突き立てる
〈露亜〉「安いサーベルと違って刀は重いだろ
そもそもサーベルと刀じゃセオリーな立ち回りが違う
それと」
露亜は刀を離しバックステップで距離をとり
オモチャの銃口を向ける
〈露亜〉「敵が遠距離攻撃の場合どうする」
鑑露雨は飛んでくる銃弾を刀で切りながら近付いて
行ったが俺にはそんな神業などできやしない
〈露亜〉「今の段階じゃ刀を片手で扱うのは無理だろ
だからもう片方の手で銃を使うのも難しい
まぁとっさに刀を手放し銃を撃てばいいだろうが
刀を拾う時に大きな隙が出来る
まぁ念のため銃も持っとけ」
二話~本音~
それから数時間戦ったが
刀は全く当たらなかった
稽古もクソもない
ただ闇雲に刀を振った
〈露亜〉「俺の兄に憧れたか?
それほど兄は剣のうでは優れてた
だが俺らは兄の真似などできない
弟である俺でさえ
、、、、、、
いつの間にか、、、
手を伸ばしても、、届かなかったんだ、、、
わかったか?お前と露雨の差が
露雨の真似事など辞めろ
それだけだ」
それでも、、、
俺は刀を手放す事はないだろう
銃なら使い慣れてる
銃も使いつつ刀の訓練もしよう
〈俺〉「、、手が届かなくても、、、
、、、目にはしっかり焼き付いてるんだよ、、、
手が届かなかったからこそ、、、
この目に、、、、」
三話~今作~
SNSを見ると動画投稿を
またやれとの声がうるさい
ネットにはこの前の稽古の盗撮が
振りまかれてる
それでさらに熱くなってる
刀の上達が見たいとのメッセージが
多く来てる
お前ら動画編集した事ねぇくせにと思いながら
SNSをみてる
でもまた動画投稿したいかなぁ
露亜に許可を得て仕事の様子を動画にしようかな
まぁ書類関係は全てモザイクだけど
この仕事、書類少ないし
これも悪くないな
でもやっぱり動画投稿もそうだけど
サバイバルがしたいな〜
unknownを倒せばまた休暇が増えるだろう
〈俺〉「露亜、仕事の様子を動画にしたい
動画内でオフィスが映るけどいいのか?」
〈露亜〉「今の状況分かって言ってるのか?」
〈俺〉「だよなぁ」
〈露亜〉「PRとしてあげる分には問題無い」
〈俺〉「分かった、ありがとう」
さてと、オープニングを考えるか
電車やヘリでの移動時間に編集するとして
あー、サバイバルしてー
とりあえず今日は帰って寝るか
四話~人型モンスター~
翌日、会社に到着、
オフィスのドアを開ける
そこには見知らぬ人物?、いや、化け物がいた
猫耳を生やしフサフサの尻尾が生えた
てか下半身猫の
化け物がデスクに座ってた
ゆっくり刀を抜く
そして化け物のうなじめがけて刀を突くが
尻尾に弾かれる
フサフサの尻尾に弾かれた時、
硬い物とぶつかる音がした、
バックステップで距離をとる
人型の化け物は振り向く
〈化け物〉「にゃ?」
〈俺〉「誰だ?」
〈化け物〉「この会社は随分と物騒だにゃ
ソレガシのにゃ(名)はダト、
新人社員的にゃ感じにゃ」
〈俺〉「なるほど、色々ツッコミたいが
立ち位置はなんとなく理解した」
納刀する
しかし何故その様な姿をしてるのだ?
まぁいい
〈俺〉「俺は秋刄空、この会社の社員だ
よろしく」
〈ダト〉「よろしくだにゃぁ」
〈俺〉「トイレしてくる」
トイレに向かうフリをして
オフィスをでてある程度離れたら
理十霧に電話する
〈俺〉「理十霧、オフィスに入ったら
半妖的な何かが居たんだが
そっちの回しもんか?」
〈理十〉「半妖的な何かだ、気にしないでくれ」
〈俺〉「新人とか言いてたけど
ここで働くのか?」
〈理十〉「露亜に聞いてくれ」
プツンと電話が切れる
五話~めんどくせぇ~
とにかくオフィスに戻ろう
そこでデットと会う
〈俺〉「お前もひょっとして」
〈デッ〉「あぁ、理十霧に電話を」
〈俺〉「意味ねぇぞ」
〈デッ〉「そうか、」
オフィスに入ったら
鬼狐とダトが喧嘩してた
〈露亜〉「うるせぇよ」
殺意に満ちた声がオフィスを駆け巡る
〈ダト〉「ご、ごめんだにゃ」
〈鬼狐〉「すまねぇ」
〈露亜〉「指示が入った」
〈俺〉「とうとうunknownの新たな痕跡が?」
〈露亜〉「いや、全員unknown目や手で
その他がおろそかになってた、
だから北の民家がトカゲ型の化け物に
荒らされた、そいつらの抹殺だ」
〈デッ〉「でもこの人数はヘリに入りきらないぞ」
〈露亜〉「俺と秋刄とデットとダトが行く
鬼狐はオフィスを掃除でもしとけ」
〈鬼狐〉「納得いかねぇ、なんで猫野郎が行って
俺が行かないんだ」
〈露亜〉「ダトの実力が知りたいからだ
お留守番してろ」
〈ダト〉「って事にゃ」
〈鬼狐〉「あ?、ぶっ殺すぞ」
〈俺〉「ラチがあかん、適当に
整理整頓しとけ、」
〈鬼狐〉「なめてんのか?」
〈露亜〉「そうゆうのはデスクの上片付けてから
言うんだな、酒の缶くらい捨てろ」
〈デッ〉「ヘリ到着」
〈俺〉「っじゃ、ピカピカにしといてね」
六話~疾風~
民家に到着、
随分と荒らされた様子
もう人一人残っちゃいないだろう
さっきから気になってたが
ダトがカラカラうるさい
コートが揺れるたびにカラカラなる
〈俺〉「ダト、コートの中に何が入ってるんだ?」
〈ダト〉「ソレガシの武器だにゃ」
ダトがコートを開けると
コートの中に鉄の板の様な物がいっぱいくっ付いてる
ダトはそれを取るとスライドさせる
鉄扇だ、どうやらあの鉄の板全て鉄扇
と考えると相当な重量だ
鉄扇を両手に持つと
物凄い速さで突っ走る
俺達もダッシュで追いかける
そこにトカゲ型のモンスターが大量に現れる
それを片っ端から鉄扇で切り刻んでく
そして遠くの敵に鉄扇を投げると
次の鉄扇をコートの中から取り出す
〈俺〉「とんでもない奴が来たな」
〈露亜〉「いや、彼奴は猛毒の爪を使ってない
毒針を潜めた尻尾も」
〈デッ〉「マジか、それと何故しってる?」
〈露亜〉「企業秘密だ」
おそらく生物兵器か
黙っておこう
ただ一つ言うべき事がある
〈俺〉「あの戦い方だと鉄の消費量が激しい
資源の無駄遣いだ」
〈露亜〉「それなら大丈夫、衛星を飛ばして
別の星から資源を撮ってる
この星は小さいが宇宙は無限だ、
尽きる事は無いだろう」
七話~やらかした~
トカゲ型はダト一人で全滅させた
その間俺ら三人はサボってた
ヘリに乗って帰る
会社に到着、、、
オフィスに入ると大量の冷蔵庫が設置されてた
〈露亜〉「おい鬼狐、なんだこれは」
〈鬼狐〉「冷蔵庫に決まってんだろ」
〈俺〉「いや電機代考えろよ
てかそもそもなんで冷蔵庫?」
〈鬼狐〉「酒」
〈デッ〉「いやマジふざけんなよ」
〈露亜〉「撤去するぞ」
〈俺〉「鬼狐とダトも手伝え」
ダトは酒を飲んでる
〈俺〉「なぁクビにしようぜ」
〈デッ〉「落ち着け」
〈露亜〉「国から金が降りてくるとはいえ
これじゃ破綻するぞ」
〈俺〉「Base storeが国のものになる日が近いかもな」
〈露亜〉「秋刄、動画アップしていいから
商品紹介で企業から金を巻き上げてくれ」
〈俺〉「うぃーっす、でも俺ら第六討伐班が
unknownを倒したら別の国から、、、
なに言おうとしたっけ?」
〈露亜〉「何故この班は問題児が多いんだ」
、、、、二時間後、、、、
〈露亜〉「十二時を回ったな
あとは俺がやる、お前らは帰ってよし」
〈俺〉「お疲れ様でーす、デット、鬼狐を家まで、」
〈デッ〉「ダトは任せた」
〈俺〉「おう」
とりあえずBase storeの無料ホテルにダトは置いておこう
八話~unknownの変化~
翌日、会社に向かう
空を見上げるとドローンが動き回ってる
最近空を見上げてないから気づかなかった
会社に到着、、、
〈露亜〉「朗報だ、
とうとうunknownの糞らしきものが発見された
場所は高熱山の火口、熱で溶け溶岩と一体化してたから
気付かれにくかったのだろう
DNA検査をしたところ
奴は熱帯地域に生息していたが
その地域は水没して餌が居なくなってから
餌を探しに行った飛龍だろう」
〈俺〉「て事は家猫みたいに決まった場所で糞してたって
訳かそれと水没故の突然変異でどのモンスターとも
当てはまらなかったて事、納得、」
〈デッ〉「でもあの黒い膜は?」
〈俺〉「大はマグマで消去だが
あの量の血を吸えばトイレも近くなる
そこらへんでションベンして乾燥したのが黒い膜だろ」
〈露亜〉「今、理十霧から連絡があった
熱帯地域に生息した飛龍を全て調べてるとの事」
〈俺〉「此奴を倒せば連休
それにもう一度廃刀令がくる」
〈デッ〉「このチャンス誰にも渡すな
俺らの手で殺して英雄を勝ち取ろうぜ」
〈露亜〉「連絡が来た、場所はちょうどこの前行った
民家近辺だ、ドローンが包囲してる
他には反応が無い、敵は一体だけのようだ」
〈デッ〉「ヘリは呼んである、行くぞ」
到着、ここでこの世界の安全は、、、、
九話~決戦~
そこには神話に出てきそうな龍が一体
ヘリの中から銃撃
着実にダメージが入ってる
そうすると龍はクルクル回りだした
それは加速していき近付いてくる
このままでは龍の尻尾でヘリが壊される
刀じゃ届かない
でも確実に尻尾を切り落とさないと、、、
鑑露雨なら、、、
斬撃を飛ばす、、、
カマイタチを起こした、、、、
〈鑑露雨〉「やってみたら」
今、何か聞こえた、、
、、、、、、行ける、、、、
光速で抜刀し斬撃を飛ばす
しかし軌道がズレる
だがカマイタチは龍の首をはねる
龍はバランスを崩して遠心力によって
投げ出されるかのように落ちていく
この刀で、、、、斬った、、、、
終わった、、、、
〈俺〉「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
〈デッ〉「いった、、、」
〈露亜〉「驚きだ、、」
この光景はドローンを通じて全国に放送されてる
ここまで長かった
十話~パーティー~
第六班は世界で人気者
誰もが救われた、、、
数週間いろんな用事で埋め尽くされた
それが終わったのが一カ月後
第六班でパーティー
鬼狐とダトもこの日は来てる
ただ彼奴は今日も来てない
そこにグラベラと理十霧が乱入してくる
最高のパーティーだ
、、、やっと届いた、、、
この目に焼きついたものに、、、、
、、、手が届いた、、、、
楽しいパーティーはあっと言う間終わった
楽しい事ってこんなもんだよな
でもサバイバルに復帰できる
待ち望んだ連休だ
サバイバル用の道具を買い揃えて
山に行き拠点を建てて
カメラを回す
〈俺〉「みんなー
アキリンふっかーつ
いやぁ辞めたあとの動画のコメント
皆さんの復帰の声が届いたよぉぉぉぉ
ありがとう、そしてこれからよろしく
さてあの日々の様に拠点紹介
今日は危険度4の猿獄山に来ていまーす
これが拠、ん?
なんだあれ?」
大きな龍が上空を通過した
露亜から電話がかかってくる
〈露亜〉「緊急事態だ、
ミイラ化した遺体が見つかった
奴、unknownはまだ死んでない
この前殺したのはunknownじゃない」
三章に続く