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聖剣、解体しちゃいました  作者: 心裡
第5章 エクストラ編
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こんな終わりこそ俺達らしい

 フランクさんが焼け跡から村正を見つけ出して、解体して数日がたった。

 俺たちは元の平和な日々を過ごしていた。

 エルス家は免税を勝ち取った。


 ルクレスから聞いたところによると、アーネストはムナカタの最後を聞いて、「ざまあみろ」と大変喜んでいたそうだ。


 ホルストは今回の一件で自分の不甲斐なさを感じたとかで、諸国放浪の旅に出ている。


 フランクさんは、熊手のおかげで、ダンジョンに潜るたびに財宝を見つけ出し、ますます夫婦仲が良くなっていた。

 今ではギルドの壁に何個もえびすのお面が飾ってある。


 今日はアベルを工房に呼び出していた。

「アベル。作ってもらいたかった物ってなんなんだ?」

「いえ、自分活躍できなかったので。」

「まあ、そう言わずに。」

「いえ、ホントに大丈夫っす。自分に自信が持てたらまたお願いするので、そのときはお願いします。」

「そうか、そこまで言うなら仕方ないな。」

「はい。それじゃあ、失礼します。」


 アベルはそういうと工房をあとにした。

「あら、何か落として行ったわよ。」

 エリカは一枚の紙を拾う。

 そこには指輪のデザインが書かれていた。

「ほう。なるほどなあ。」

「ふむふむ。これは人生の先輩としてひと肌脱いであげないとですなぁ。」

「まあ、アベルが依頼に来るまでに指輪の練習をしておいてやるか。」

「ふふふ。そうだね。」

 久しぶりにいいニュースが聞けそうで俺達は思わず微笑み合う。


 指輪のデザインには、内側に『ジョゼ』と書かれていた。


これで本当にこの物語は終わりです。

今まで本当にたくさんのご声援ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
妖刀村正を解体して鍛治レベルは幾つになったのかが気になりました。 あとほのぼのコメディー路線で来ていたのに最後にわりと極悪非道な564方だったのにちょっとドン引きました。
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