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第十八話『素材』

「まさに、空から美少女が落ちてくる、という少年の夢みたいな状況だな・・・」

と僕は笑う。


「ふふ、何言ってるか分からないけど、三回目のお姫さま抱っこね。まあ、頑張ったご褒美ということで」

と美少女剣士のユカは微笑む。


「よし、なんとか、ミニドラゴンを倒したね」


そう、僕らはこの強敵のミニドラゴンを倒したのだった。

僕の異世界転生1日目で・・・


---


「素材集める」

と小さい美少女斧使いのシズクがつぶやきながら、いま倒したばかりのミニドラゴンから素材を集めている。

かなり慣れた手つきで、ミニドラゴンからいろいろ取り出している


「あれは・・・?」

と僕は、抱きかかえたままの美少女剣士ユカに聞く。


「それそよりそろそろおろしてくれる?」

とユカは顔を赤くしながら僕に言う。


「そうだった、ごめんごめん・・・」

と言いながら僕は、ユカをそっと下ろす。

ユカはありがと!

と言いながら僕の腕から降りる。


「あれは素材集めよ!」

とユカは言う。


「素材集め??」

と僕が聞く。


「そう、依頼されたモンスターを倒すと、報酬が貰える。ついでに、モンスターを倒して素材を集めると、強力な武器が作れるのよ!」

と美少女剣士のユカは言う。


「なるほど、そういうことを繰り返して、君たちはその強力な武器を持っているというわけなのか!」

と僕は理解した。

そう、彼女達はかなり強力な武器を持っているな、と思っていたからだ。


「そ!そして、自分たちのランクを上げていくのよ!」

と美少女剣士のユカが言う。


「ランク??」

と僕が聞く。


「そう、冒険者ランク!これが上がらないと、難しい依頼はやらせてもらえないのよ!」

とユカは続ける。


「なるほど、そういうシステムなのか。じゃぁ速くランク上げたいよね」

と僕も言う。


「そう、そうなのよ!だから、今回ミニドラゴンを選択したの!これで結構上に行けるはずよ!」

と美少女剣士のユカが笑う。


「いや、やっぱりミニドラゴンはいきなりは強すぎるからね!今回たまたまなんとかなっただけだから!もっと簡単に倒せる相手から倒さないと・・・死ぬよ??」

と僕がユカに言う。


そう、この戦い方は危険すぎる。


今回はほんとにたまたま勝てただけといえる。

セーブが出来るゲームの世界ならともかく、リアルな世界で自分より強い敵にポンポン戦いを挑んでいたら命がいくつあっても足りない。


「ま、今回は勝てたんだからいいじゃない!!」

とケロリという美少女剣士のユカ。


「いや、ダメだから!」

と僕が言う。まったくこりてない様子のユカだった。

次からは彼女が依頼をするときはしっかり見張ろうと思った。


「素材集まった」

と小さい美少女斧使いのシズクが言う。


「だいたいこれで全部ね!」

と一緒に集めていた、おっとりお姉さんのハルカが言う。


「よーっっし!これで依頼完了ね!!」

と、美少女剣士のユカが微笑んだ。


僕らの初依頼が完了した。

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