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夜の街で、後輩の巨乳美少女をナンパから助けたら、俺の家まで恩返しにきて、父親の遺品の白鷺城を組み立て始めた件。  作者: きたみ詩亜


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第3話 学校と、距離

 紫鶴がうちに来てから、十日。


 朝、目を覚ますと、台所から包丁の音が聞こえてくる。


「おはようございます、先輩」


「……おはよう」


 エプロン姿の紫鶴が、フライパンを振っている。

 大きな胸元のおかげで、エプロンの生地が限界まで膨張していた。


「今日は卵焼きです」


「……ありがとう」


 誰かが朝ごはんを作ってくれているだけで、部屋は別の場所みたいだった。


 ※


 通学路。


 俺と紫鶴は、少し距離を空けて歩く。


 紫鶴が前に出ると、風で、紫がかった黒髪が揺れる。


 後輩と一緒に登校していると知られたら、面倒なことになる気がした。


 ※


 教室。


「真坂、最近元気じゃね?」


 隣の席の男子が言う。


「顔、違うぞ」


「……そうか?」


「彼女できた?」


「ない」


 即答した。


 頭の中に浮かんだのは、和室で白鷺城を組み立てる紫鶴の姿だった。


 違う。

 そういうのじゃない。


 ※


 昼休み。


 廊下で、紫鶴とすれ違う。


 一瞬だけ、目が合った。


 小さく会釈。


 それだけ。


 学校では、ただの先輩と後輩だ。

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