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コーヒーと お茶と やばい

浦島さま

お掛けになって、お待ちください

今、お飲み物を持ってきますので


あぁ、喉が渇いたわ


お待たせしました

こちら 最高級の豆を使った コーヒーでございます

……一粒で、わたしの月給なんて吹き飛ぶ値段……あぁ、わたしも飲みたい……


そ、そんなに見られると、飲みづらいのだが……


あっ、失礼しました

ミルクや砂糖は入れますか?


よく分からんが、このままでいいぞ

なにやら…真っ黒の色をしておるが……


コーヒーなので……

……あれ? もしかして……

浦島さまって、コーヒー知らない……?


ぶふーっ、ぐっふ、ごっほごっほ

な、なんだ、この味は。

し、舌がなにか……ごっほ、うおぇ……


あー……最高級のコーヒーが……


な、なんなのだ、この飲み物は?


あっ、えーと、失礼しました。

浦島さまはコーヒーを、

ご存じありませんでしたね

それでしたら、

最高級のお茶をご用意してきます。


あぁ、それで頼む


お持ちいたしました

……この茶葉……一缶で……

わたしの年収超える……

うぅ、持ち帰りたい……


どうした?

喉が渇いたのだが?


あーと、失礼しました

うぅ……開けたくないけど……仕方ない……

はぁ……はい……お飲みください……


なにやら、元気ないぞ? どうした?

そなたも飲みたいのか?


ええーと、飲みたくないわけではないのですが……

わたくしは、飲む権利はないというか……その……


そうなのか?

わし一人で飲むのも寂しいからな

一緒に飲まんか?


浦島さまがそう言うなら、仕方ないですね。

えぇ、仕方ないです

浦島さまは我が国の英雄ですので

はい、わたしはそれに従うまで

……こ、これが……年収超えのお茶……ごくり


はぁ……喉が渇いた……飲むとするか……


浦島さま、お待ちください

まずは、わたくしが毒見を……

ゴクッ、ゴクッ

こ、これは……


どうしたのじゃ?

また苦いのか?


う、うますぎる〜!

やばい、さすが年収超え

もうこんなの飲む機会ない

いっぱい飲んじゃおう

ゴクッ、ゴクッ。

うぉー、最高〜!


そ、そんなにうまいのか……

で、では、わしも……

ゴクッ、ゴクッ

こ、これは……


どうですか?

浦島さま、やばいでしょ?

このうまさ


や、やばい?

なんだ、それは?


あーと、

「やばい」は「うまい」という意味です


そ、そうなのか?


はい、現代では、そうなりました


そ、そうか…やばいな

この茶は、やばい


ですね、やばいです

もう一杯どうです?


あぁ、もらおう

ゴクッ、ゴクッ

ふぅ……やばいな……

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