表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

カウンセリング開始

 僕は、カウンセリングを受けることとなった。

 心の中では、初音、あゆみ、早紀子、香織と憎いただ憎い。

カウンセリングの石垣先生は、優しい目で僕を見つめ、静かに話し始めた。


「後藤君、ここでは何でも話していいんだよ。君の気持ちを聞かせてくれないか?」


僕はしばらく沈黙した後、重い口を開いた。


「先生、どうして僕がこんな目に遭わなきゃいけないんですか?毎日が地獄みたいで…」


石垣先生はうなずきながら、僕の言葉に耳を傾けた。


「それは本当に辛いね、後藤君。でも、まずは君自身の気持ちを大事にすることが必要だよ。君が感じている怒りや憎しみ、それは自然な感情だから、それを否定しなくていいんだよ。」


僕は少しだけ心が軽くなった気がした。石垣先生の言葉は、僕の中の閉ざされた扉を少しずつ開けるように感じられた。


「でも、どうやってこの気持ちを乗り越えたらいいんですか?」


石垣先生は穏やかに微笑んで答えた。


「まずは、君が自分自身を大切に思うこと。それから、必要ならば他の人に助けを求めることも大事だよ。僕も君の力になりたい。」


その言葉に、僕はほんの少しだけ希望を感じた。カウンセリングを受けることで、少しずつでも前に進めるかもしれないと、心の中で思った。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ