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世界の終末が望むとき、神々は迷宮を制覇する  作者: 柊ヒイラギ
第一章:ギルド名『フィンブルヴェト』
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魔眼

寒すぎる

「攻略しようにもやっぱ一人だと限界があるよな...」


 攻略者となった以上ダンジョン攻略はある程度継続的に行う必要がある。一ヶ月以上攻略難度は問わずダンジョン攻略を行わなかったギルドは本部からギルド解散命令が出され、ギルドの多くの利益を一気に失ってしまう。そのため、積極的なダンジョン攻略も必然になってくるのだが...


「でも仲間集めようにもよくわかんねえソロのギルドに入ってくれるやつなんかそうそういるわけないもんなぁ」


 そんなことを考えながらとりあえず手頃なダンジョンを攻略しようと受付に立つ。すると一人立ち往生しているファルタのもとに一人の男が立ち寄ってきた。


「やあ、君がファルタ君で合ってるかな?」


「ん?あんた誰だ?どっかのギルドの人?」


 普通に知らない人が話しかけてきた。しかもキザみたいな見た目のやつが。通報してやろうかな。


「ああ失礼、僕はディーレ、ギルド本部で働いているものだ。」


「ギルド本部の人間?俺になにか用でも...」


「あのー?ダンジョンお決めになさらいのであればここから離れていただけませんかぁ」


 ディーレと話していると受付嬢に注意されてしまった。え、何めっちゃ切れてんじゃん...こわ。これ以上怒らせるのも嫌だからさっさと離れようとする。すると


「ねえ、君かわいいじゃん、一緒に冒険しない?守ってあげるからさ。」


 別の受付で受付嬢の少女がナンパされている。誤解しないでほしいがナンパしているのはディーレではない。するとすぐさま目の前にいた若干キレてた受付嬢が現場に動いていた。


「お客様、ご要件は何でしょうか?(私が変わるから別のとこお願い。)」


「ライカ先輩、すみません」


 先輩であろうライカという受付嬢が後輩の少女の代わりにナンパを対処していた。


「ん、何?君が相手してくれるの?君みたいな強気な子も嫌いじゃないよ」


 ナンパに対してライカは営業スマイルをし続ける。実際は目の奥が一切笑っていなかったが。そんな態度のライカに対して手を出そうとするナンパ野郎、流石に止めたほうが良いと思い、動き出そうとしたとき隣りにいたはずのディーレがナンパ野郎の隣へと移動していた。


「あんた、いい加減にしときな。この子が怖がってるよ。」


 いやあんたの発言とキザみたいな態度でより一層イライラしてるっての。


「あ?あんたは関係ないだろ。どっか行けよ、じゃねえと」


「だから、やめろって言ってんの聞こえねえのか?」


 しかしライカ以上にディーレはキレていた。そしてその一言と同時にナンパ野郎は突然膝から崩れ落ちた。突然の出来事に周囲はざわめき始めた。


「なあ、あそこに立っているのってディーレじゃないか?」


「え、マジ?ディーレってあの《魔眼》のディーレか?目を合わせた人に自分の意志や命令を実行させる神術、神眼(エンペラー)を持つギルド本部TOP4の実力者の?」


 マジか、ディーレってそんなにすげえやつだったのかよ。


「ファルタ君、場所を変えて話すとしようか」

 主人公を導く系のキャラが必要に感じたので登場させました。新しい仲間も次回には登場する予定。あとギルド本部について補足、ギルド本部は多くのギルドの頂点にいる存在で経営班と攻略班で別れていて攻略班は国王の護衛とかやってます。

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