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どうせ、どうせの積み重ね。



 だったらクールだと思われたほうが、まだマシかしら。

 失敗が怖くて何も言えないのではなくて、余計なことは言わないタイプなのって、そんなふりをするの。

 悪い考えではないんじゃないかしらって、私は思うわ。

 だって怖いの。だって怖いの。だって怖いの。


 友達らしい人もいるのに、信じきれないで、心を閉ざしてしまっているとも取れることよね。そうなのだろう。

 だけど、どうせ後悔をしてしまう。

 どうせ、どうせそんなところさ。

 心の中の私が、ポジティブになろうとしている私を責めるの。

 ずっと責め続けているの。


 おはよう。口から出なかった。

 お前なんかに挨拶されても、だれも迷惑なだけだ。

 心の中の私が私を責めるの。私を責めるのだ。

 どうせ私はそうなのだろうと決め付けざるを得ない。

 だって私を責めるに決まっているのだから、仕方がないじゃないか。


 何をしたって、最善の手を尽くすことなど、できるはずがないのだとはわかる。

 そんな人は存在しないのだから、そんなものは求めるだけ無駄だということも、大いにわかっている。

 それだけれど、そういう問題じゃないというのが心だ。



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