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海人との過去



あの夜から一週間が過ぎた。

折原さんはどんな風に海人から過去の話を聞いたのだろうと、話を切り出したいのに、どうしてもキッカケが掴めないまま時間だけが過ぎている。


昔と何も変わらない接し方に本当は知らないんじゃないかって思ってしまうほどだった。


けど・・・きっとそれは折原さんの優しさであって、本当は心の中で葛藤しているのかもしれない、思考はその日によって浮上したり下降したり・・・私の気持ちもまだ不安定だった。


でも、確実に不安に思うことが一つある。

あの日以来、折原さんは私に指一本触れようともしない。あんなことの後だもの、そう易々と前のように体を求めることはしないのは当然だけど、キッチンに立っている時に後ろから抱き着いて邪魔をするとか、歩いている時に手を引っ張って膝に乗せる・・・など数々の悪戯すら彼は一切しない。


触れられない時間が長くなればなるほど、私はどんどんと不安になる。

もう彼から触れる価値の無い者として思われているんじゃないかと・・・


けれど「どうして触れてくれないの?」なんて自分から言えない。元々どんなに時間が経っても恥かしがり屋な所もあるし、もし私が思っていた通りの反応をされたら、今後どんな風に接していいのか分からない。

口には出せない変な不安の中、だからといって二人の仲は別に前とそれほど変わらず、相変わらずの感じで日々だけが流れる。


もうすぐ一ヶ月を過ぎようとした頃。折原さんが夕食後にポツリとつぶやいた。


「真羽。アパート、、正式に引き払わないか?」

「えっ・・・」

「別にいまさら離れて暮らすことも無いだろう。お互い仕事が忙しいからあまりユックリできる時間が無いが、離れているよりはいい。どんなに短くても一日に数時間は顔を合わせることはできるだろうし」

「ここに、、、引っ越すってこと?」

「嫌か?」


嫌では無いし、このまま一緒にいる時間がどんどん過ぎれば、いつかそんな話にもなるのかなって少しだけ思ったこともある。けど、本当にこの人は私で良いのだろうか。


「ううん・・・。嬉しい」

「嬉しい顔か。その顔が」


ボスッと頭に乗った手に体がビクッとした。ただ頭を触られただけなのに、ドキドキが止まらなくて顔が真っ赤になっていた。


「本当に・・私でいいのかな」

「どういう意味だ」

「だって、、、」


(だって、、、私は貴方が絶対許さないと言っていたお兄さんの不倫相手なのに?)


言いたい言葉が口から出ない。認めたくない過去と、それを肯定されてしまうことの恐ろしさにそれ以上言葉が出なかった。


「お前でいいから言っただけだ」


シュッ・・・とライターに火を灯しいつもの煙草の匂いが部屋に広がる。笑顔で「うん!」って答えたいのに、どうして良いのか分からず顔が固まっている。

私はいったい何時になったら自分に自信がつくのだろう。


「どうして、、、」

「ん?」

「あれ以来私に触れないんですか?」


こんな質問、自分の首を絞めるようなモノなのに、ずっと心に溜めていた不安から、そんなことを聞いてしまった。折原さんは黙って私を見つめ大きく煙草の煙を上に吐いた。


「どうしてだろうな・・・」

「・・・・・・」


長い沈黙がとても重い。一緒にいるのに、なんだか前よりも折原さんが遠く感じてしまうのはどうしてだろう。

いつも側で彼を見ていたいって思っていたのに。それが実現したのに、なんだか二人の間に前とは違う大きな壁を感じてしまう。


「真羽。すべてを聞いてもいいか。過去のことを」


ドキッ・・・


その話に触れられると心の傷が大きく疼いてしまいそうになる。

けど、私に触れない理由はそれ以外無いのだろう。


「うん・・・。言わないときっと前に進めないって思ってた。いつまでも知らないフリをすることはできないんだろうなって」

「本当は何もかも終わったことなら、何も聞かずに前と同じにと思っていたが、やっぱり心に引っかかるモノがある。すべてを聞いて、、、それを受け入れられたら、本当に前に進めるような気がすると思ってな」

「そうだね・・・」


今まで誰にも言っていなかった過去を折原さんの前で打ち明けることにした。

柚木先生に話したことは「過去に付き合っていた」事実だけで、詳しいことは話さなかった。いや、、、話せなかったのかもしれない。自分があまりに惨めでこれ以上、バカな女だと思われたくなくて黙っていた。


けして幸せでは無かった二年のことを初めて言葉にした・・・・



初めて海人に会った時。ベタな出会いだとは思うけれど、通勤の電車の中のことだった。

いつも同じ電車の同じ車両に乗る面子は自然と覚えてしまうものだ。たまに同じ顔がいないと「遅刻かな?」とか「具合が悪いのかな?」なんて余計な事を少しだけ頭に浮かべながら通勤をする。


その日。いつもとほとんど同じ面子の中に知らない人がいた。よくある事だけど、なんだかその人はとても印象が悪く、変にソワソワして周囲の視線を気にしながら私の隣に立った。

ギュウギュウ詰めの電車は身動きが取れず、いつものことながら息苦しく苦痛な時間だった。


その日。初めての会議に出席の私は朝からずっと緊張をして、前日からほとんど寝ていなく、ボ~としながら早く電車が目的地に到着してくれることを考えながら窓の外を見ていた。

そんな時、後ろの人の変な動きに気がついた。

(これって痴漢?)


モゾモソと動く手に払いのけるほどの空間が無く、なんとか逃げようとしたけれど混雑した電車の中ではどうすることもできない。

だからと言って、大きな声を出すほどの勇気も無い私は、なんとか勇気を振り絞り相手の目を見て睨みつけたけれど、返ってそれが相手の気持ちに火をつけたのか、どんどんと過激になる始末。


TVで痴漢のニュースを見ていた時は自分がそんな目に会ったら、相手を殴ってやるなんて思っていたのに、実際は何もできなく、ただ我慢するしか無かった。

スカートの中に手を入れられ、目を堅く瞑って泣きそうになっていた時、


「やめろっ!」


と、大きな声とその手を上に掴む人が見えた。

その人が海人だった。


混雑した電車の中なのに、その時だけはポッカリと空間が空き、誰が見ても犯人は明らかだった。

必死に逃げようとする痴漢に海人以外の周囲の人も、その人を取り囲み無事に捕まえてくれた。


次の駅で降り、まだ動揺している私を気遣い駅員や警察の事情聴取にも付き合ってくれ、やっと開放されたのはもう、お昼に近い時間だった。

せっかくの初めての会議を欠席することになってしまい、落ち込んでいた私に海人は

「これも縁だからランチでもしてから仕事しますか!」と笑顔で慰めてくれた。


「今日は踏んだり蹴ったりだね。せっかくの初めての会議ポシャッちゃって」

「仕方無いですね・・・。けど、ありがとうございました。助かりました」

「いやいや。当然のことをしたまでだよ。な~んて言ったら格好いい?」


何度か見たことはあったが、いつも少し怖い顔をした人だなって思っていた分、そんな口ぶりが面白く好印象だった。どこで働いている人なのか、何をしている人なのかも聞くほど時間は無く、いったい一時間も何の話をしていたのか分からないけれど、その一時間はアッという間に過ぎた。


時計を見て「ヤバッ!俺も午後から会議だったんだ!残念だけどもう行かなきゃ」

突然立ち上がった海人に私も慌てて立ち上がった。


「大変!私も今日午後から取材だったんだ!」

「取材って、、、アナウンサー?」

「まさか!私がそんな風に見える?」

「うん。見える。いつもピシッと綺麗に化粧して可愛い人だなって思ってた。痴漢も一番良いの選んだなって思ってたし」

「そんなの選ばれたく無いしっ!」


慌てて会計に行き、助けてもらったお礼に私が出すと言ったのに、海人は強引にお金を支払ってしまった。

なんだか助けてもらってお昼までご馳走になって、迷惑のかけ通しだった。


「あの、、、これ私の分です。受け取ってもらわないと困ります」

「へぇ・・・。なんか意外」

「なにがですか?」

「なんだか男に驕らせ慣れてそうなのに、こんな所はキッチリしているんだ」

「なにげに失礼ですよね・・・」


ちょっと怒った顔をしてスーツのポケットにお金を入れ、もう一度お礼を言って別れようとした時、海人はスッと名刺をくれた。

「こんなのナンパっぽくて嫌なんだけど・・・。今度もう一度だけ食事付き合ってくれる?」

「え?」

「今度は驕ってもらうから。それで今日のことはチャラで」

名刺の裏にはさっき入れた私のお金が挟んであり、断ることはできなかった。


「あ、、、はいっ!助けてもらって食事までご馳走になってしまいっぱなしじゃ、なんだか悪いので。じゃあ、、、これ私の連絡先です。ご都合が良い時に電話ください」

「OK!できるだけ早めに連絡するよ。じゃ、また今度!」


笑顔で去っていく海人を見ながら、心のどこかでまた会いたいって私はきっと思っていた。

そして・・・その時、自分から連絡をすると言わなかったのは、食事の時に彼の左の薬指に指輪を見てしまったから。なんだか自分から連絡をすることが悪いことに感じて咄嗟にそう言ってしまった。


この時点で私は少なくても相手が結婚していることを知っていた。回避しようと思えばできたことなのに、そうしなかったのは、私にも当然責任がある。だから、どこかで後ろめたいと思っているし、悪いことだとも思っていた。


不倫なんて自分には縁の無いことだと思っていた。会社の上司はみんな既婚者ばかりだし、当然結婚している時点で興味も無ければ、恋愛対象にも思ったことは無かった。仕事の付き合いで色んな人と食事に行ったりしても、既婚者の冗談交じりの誘いに同じくジョークで返し、一度だって本気にしたことは無かった。


けど・・・なぜか分からないけれど海人だけは違った。名刺を渡してから連絡が来るまでの間、ちょっとの時間があれば携帯のディスプレイを気にし、着信があったか、メールが来ているか?そればかりが気になった。

そしてやっと海人から連絡が来たのは3日後の夕方だった。


貰った名刺から電話番号とメールアドレスを登録して、ディスプレイに「二ノ宮海人」と表示された時、胸が大きくドキッと痛くなるくらい嬉しくて、コールが鳴ってすぐに私は電話に出た。


「あ。この前の痴漢退治のモノですが」

「プッ・・・こんにちは」

「今日、少し早めに仕事が終わりそうなんだけど、この後どうかな?」

「はい。大丈夫です。えーと、、、7時でよければ」

「あ。8時じゃ遅い?」

「大丈夫ですよ。じゃあ、、、その時間で」


ほんの少しの恋心があったのは確かだったけれど、それでも私は自分の中で「これはお礼だ」と自分に言い聞かせていた。彼の帰りを待ちわびているかもしれない奥さんがいたとしても、これは正当なお礼であって、変な気持ちを持った二人だけの密会だとは思わないようにして約束の場所に行った。


たった一度、それも一時間だけ食事をしただけなのに、待ち合わせで会った海人は顔なじみと再会したかのように「ヨッ!」と手を上げ、笑顔で「遅くなってごめんね~」と軽い感じで会話をした。

どこかで(この人ってこんなのに慣れてるのかな・・・)って思いながらレストランの席に着き、改めてお礼を言った。


「この前はバタバタしてキチンとお礼を言っていなかったので。あの時は本当にありがとうございました。今日は好きなモノなんでも食べてください。今日は私が驕りますから」

「俺から誘っておいて、驕ってもらう訳にいかないじゃない」

「ダメですよ!そういう約束なんですから」

「でもここ高いよ?」

「え・・・・」


チラッと見たメニューは言われた通り、私がいつも行くようなレストランの値段では無かった。

「だ、、大丈夫ですよ!今日は私が出します!」

「じゃあ一番安いので」

「いいですよ!食べたいモノ頼んでください」


(カード持ってきたから・・・大丈夫。お礼なのに、ケチケチできないじゃん)


ちょっとドキドキしながら、それほど高くないけど美味しそうなモノをチョイスしてオーダーし、食事が進んだ。

海人の話は仕事の話も、日常の話もとても面白く二人でずっと笑っていた。なんだかこの人とは波長が合うなってすぐに感じた。話の間だったり、トーンだったり・・・たぶん、私はもうこの時すでにこの人を好きになっていたんだろうなって思う。


2時間近く経っていただろうか。あまりに笑いすぎて、時間が経つのも忘れていた。

近くに座っていた人達が知らない間に2回転ほどしているのに気がつき、改めて周囲を見ると最初とは知らない顔になっていた。


「あの・・・こういう所ってあまり長居するものじゃないんですよね?」

「ん?まぁ・・・そうかも」

「うるさい客だなって思われたかもしれませんね。出ましょうか」

「じゃあもう一軒付き合ってくれる?」

「もう一軒?」

「だって話の途中じゃない。それとも俺と一緒じゃつまらなかった?」

「ううん。そんなこと無いけど・・・おうち大丈夫ですか?」


チラッと指輪を見ながら海人を見た。

私の視線に気がつき自然と左手を隠した海人にやっぱり後ろめたい気持ちと、なんだか分からないけれど、小さな嫉妬みたいな感情が生まれた。


「全然問題無いよそれよりさ。俺、普段はあまりしゃべらないんだよ。本当に」

「嘘ばっかり。こんなにしゃべるのに?」

「本当だって!会社じゃ仕事以外の話なんが絶対しないもの」

「へぇ・・・」

「なんだかさ。風間さんは話しやすいんだよね。まだ2回しか会ったこと無いのにね」


不思議と私もそう感じた。普段は私も人見知りなのに、なぜか海人とは全然気さくに話ができ、もっと話をしていたいって思えた。

お店を出る時に会計の金額を聞いてショックを受ける所を見られたく無いと思い、お手洗いと嘘をつき先に会計を済ませようとすると、もう海人に先回りをされ支払いは終わっていた。


「ここの支払いは私がするって言ったのに!」

「じゃあ次は君で。それでいい?」

「もぅ・・・高かったでしょ?」

「全然。じゃあ~次行こう~!」


楽しそうにそう言う海人にそれ以上の文句も言えず、彼の行きつけという小さなバーのようなお店に行った。

二人とも結構飲んでいたはずなのに、全然酔いは回らずいつまでも会話が止まることも無く、笑いすぎてお互いお腹が痛くなるくらいだった。


ちょうど仕事で色々とストレスがあった頃で、こんなに笑うことがその時の私には無いことだった。同じように毎日仕事に追われ、気難しい毎日を過ごしているという彼に「私も~」と同じ気持ちになった。

その日、お店を出る頃にはもう夜中の2時を回っていた。


「すっかり遅くなっちゃいましたね。ごめんなさい」

「謝るのは俺だよ~。こんなに遅くまで引っ張りまわしちゃって」


タクシーを捕まえ二人で乗り込み、私のアパートまで送ってくれるという海人にお礼を言いつつ、どこかで思った。(これでもう会えないのかな・・・)と。

お互いの連絡先を知っているんだから、また会おうと思えば会えるかもしれない。

けど・・お礼は今日したんだから、もう会う口実が無い。


家に着くまでの間も会話は止まらなかったけれど、どこか私は寂しい気持ちになっていた。

これで彼が独身だと分かれば、きっと私はまた次の約束をしただろう。

けど、それはいけないことだって思い、あと数分だけの間しかないこの時間を惜しみながら車に揺られていた。


「あ。ここです」


車を停めてもらいお礼を言って頭を下げた。

「今日はありがとうございました。遅くまですいません」

「こちらこそ。じゃ、おやすみ」


動き出すタクシーの後ろ姿を見ながら(「また・・・」とは言ってくれないよね)って残念なような、当然のような気持ちで見送った。

でも、また朝に電車で顔を合わせることくらいあるだろう。その時の私はそれ以上、彼を追うことはしなかった。どこかでしてはいけないことだって分かっていたから。


翌日の朝からあれほど窮屈な朝のラッシュが少しだけ楽しみになった。やはり翌日の電車で私は彼に会え、前は離れて乗っていたのに、その日から私達はギュウギュウに押されながらも、毎日隣通しで電車に乗り、毎朝20分だけ会話をすることが日課になっていった。

楽しみだった休日は少しだけ会えないことにガッカリし、嫌だった月曜日は楽しみになった。


毎朝20分だけ話をするだけで最初は満足だったのに、お互い30分早く家を出て、一緒にコーヒーを飲んでから出勤をするようになり、、、そのうち夜にメールをするようになった。

段々と彼と連絡を取る頻度が多くなり、たまにランチをしたり、お互いの仕事が早く終わる時は夕食を食べることもあった。


でも、お互いそれ以上の進展は口には出さなかった。会えることが嬉しかった気持ちが少しずつ欲張りになっている自分に気がつきながらも、気持ちを止めることができなくなっていた。

彼の時間を少しでも自分のモノにしたくて。ちょっとでも長く彼といたくて。してはいけないことだと思えば思うほど、、、、彼に会いたくて。


会えなかった休日明けの月曜日。いつものように30分早めに駅に行き、いつも座る椅子で彼が来るのを待っていた。けど、その日彼は現れず、いつもの電車が発車する時間にも彼の姿は無かった。

たった一日のことなのに、不安で寂しくて・・・・。

心配だからと連絡することが許されない人だと思えば思うほど悲しくて。


改めて結婚している人のことを好きになるってこんな気持ちになるんだなって感じた。

いままで心配なら電話やメールをするのが当たり前な人しか好きになったことが無い私は、その不安をどこにぶつけて良いのか分からなかった。


その翌日もその翌日も・・・・海人は駅に現れることは無かった。


どこかで感じていた。これ以上進めばもっと傷つくことは分かっていると。けど、動き出した気持ちを止めることはもうできなくなっていた。






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