2.「第二話 桜の精霊」に関する雑記&写真&ラフ
<染井吉野>
江戸彼岸と大島桜の雑種が交雑してできた単一の樹を始めとするクローン。
開花時期は、三月から五月。
四月一日の誕生木。
桜全般の花言葉は、「精神の美」、「優美な女性」。
染井吉野は、「純潔」、「優れた美人」。
日本の国花でもある桜には、それにまつわるエピソードや伝承なども沢山あって面白いですよね。
本編で出てくる、木花咲耶姫のお話もとても面白いので、ご興味のある方はぜひ調べてみて下さい。
本編でそのままだったり、遠回しに表現したりした桜にまつわる言葉を紹介します。
花冷え……桜が咲く頃に、暖かくなった気候が一時的に冷え込むこと。
夢見草……桜の別称。桜の花の美しさにうっとり見惚れた様子からついた呼び名らしいです。
花の雪……雪のように散る白い花のこと。
零れ桜……零れんばかりに咲き誇る満開の桜の花、またそれが散る様子。
桜吹雪……桜の花びらが風に乱れ散る様子を雪にたとえて言う語。
花嵐……桜の花盛りの頃に吹く強い風。桜の花が風によって舞い散る様子。
他にも桜にまつわる綺麗な言葉は沢山あるので、もっと使いたかったのですが、上手く入れることが出来ませんでした。
本編で出てくる入学する時に植樹をするエピソードは、実体験に基づきます。
私が小学校に入学した時に、家の敷地に八重桜、白(白と緑が混じったような花が咲きます)とピンクの二本を家族で植えました。
二本とも今でも健在ですが、ピンクの方は雪の重みで折れたりして、そこまで大きくありません。
このピンクの花や葉を塩漬けにして、クッキーやケーキ、桜餅などを作ったこともありました。
この二本は、他の樹以上に私の心の支えになっています。
素敵な思い出を作ってくれた両親には、感謝しかありません。
<写真とイラスト>
↑ 家の近くの公園の桜。おそらく、染井吉野。
↑ 主人公、樹希の高校時代のラフ
私の中では、これをもっと美少女にしたのが樹希のイメージです。