表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

届けこの想い。

作者: 舞華 恋風

君が好き。

大好き!


私と君が過ごしてきた日々。

それは間違いなく私にとっての宝物であり、宝石である。

それが、君も一緒だといいなと思う。


君が、好きって、付き合おうって、言ってくれた時、私は、別にいいけど?って言ったけど、冷静に言ったけど。


本当はね、君が送ってくれた後、私は部屋で、ずっと泣いてたんだよ。


でもね、私知ってるんだ。

私が家に入ってから、君が外で、

よっしゃぁー!

って、大きな声で叫んだこと。


あれにはさすがに笑っちゃったよ。


君はいつも大胆で、優しくて、私がびっくりするようなことをやっちゃうね。


でも、サプライズは、いつも失敗で。

君が、いつも悲しそうにするのが、面白くて。本当はね、サプライズに、気づいてない時もあったんだよ。


でもね、知ってたフリしてたんだ。

そしたらまた、君がサプライズをしてくれるから。


誰よりも記念日を大切にしてくれて、

私を大切にしてくれて、

とーっても嬉しかったよ!


あの子、ぶりっ子じゃね。って、君が友達に言われてたの、知ってるよ。

その度に君は、可愛いだけだよ。って、言ってくれてた事も。



その優しさが、嬉しかった。



君の全てが大好きで。

大切で。


だから私が、

原因不明の病気で、来年まで生きられないと言われていることを、君だけには伝えないよ。


残された人の辛さは、誰よりもわかっているつもり。知っているつもり。


だけど私は、自分が悲しみたくないから、

君が泣くのを見たくないから、

君には伝えない。


ごめんね。

あんなに大切にしてくれたのに。


今も大好きだよ。


それから3ヶ月。

君から毎日、電話やLINEが来るけれど、私は全部無視。

君はきっと、振られたと思ってるかな。


私は、がんでもないのに、

髪が抜け、痩せてきた。


コンコン


誰だろう?

看護師さんかな。


私は、ハイと返事をした。


ガラガラ


静かに病室の扉が開いた。


その開いた扉の先には、

顔をくしゃくしゃにさせて、泣きながら笑っている君がいた。


どうして?

なんで?


私は君に聞いた。


君はただ一言。

お前のことなら、なんでもわかるんだよ。

と、いった。


私は、科学が進み、少しずつ生きながらえていたが、2年前、病気の原因がわかり、

完治した。


それから君と私は結婚した。


こんな私を、いつまでも愛してくれてありがとう。


後から知ったことだけれど、

私の友達や家族、かたっぱしから私がどこにいるのか、どうしたのか、聞いたんだってね。

君はバカだね。

誰にも教えないでって言ってあったのに。

それでも、君のそのバカを、信じてくれた人が、私の状況と、場所を教えてくれたと。



ありがとう。

これからも大好きだよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  はじめまして、葵枝燕と申します。  「届けこの想い。」、読ませていただきました。  冷静な「私」の「君」に対する思い、すごく伝わってきました。  それから、「私」の病気が完治したのはよかっ…
[良い点]  ジーンときました。 [一言]  純粋な想いだけで結婚できたら幸せです。
2016/02/22 07:37 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ