剣が効かないなら、ボールをぶつけよう
声の発生源につくと、腰が抜けてしまったのか地べたに座り込む、長い金髪の女の子。そしてその子の視線の先にいるのが…………………………猪だった。知識にもいるって書いてあったから知ってたけど、うん。まさか、大きさが10mを越えて、更に鋭い牙がはえていて、いかにも肉食です。って顔をしてるとは思わないよね?というかこれ、魔物じゃないの?『魔力を持ってないから魔物じゃないのじゃ』くそ猫、もとい最高神の声が聞こえた気がした。うん。まぁ、しょうがないから倒すか。
「とりあ……えず……倒……す……から……動か……ないで……ね?」
こくり、とうなずく女の子。良かった聞こえてたみたい。よし、ここは魔法を使おう。この世界の魔法の属性は下位属性に火、水、風、土があり、上位には炎、氷、雷、大地、更に、光と闇がある。これは基本属性で、特殊属性に、時、空間、毒、回復、影、破壊がある。上位の光と闇以外は下位の属性を鍛練することで覚えることができる。特殊属性と光と闇は生まれつきに備わるものであとから習得できることはほとんどない。と、こんな感じである
よし、森だしかっこいいし氷の魔法でけりをつけよう。
無詠唱でもできるけど今回は詠唱ありでやってみようかな。
《我望は敵を切り裂く氷の剣。我が魔力を糧にその形を形成せよ。ーーーアイシクルソード》
…………うわぁ、恥ずかしい///次から無詠唱にしよう。
内心でそんなことを考えながら魔法を完成させた。
敵の回りに500本くらいの氷の剣が出来上がる。うん。作りすぎたかも……
「いけ」
僕が、発すると氷の剣は一斉に猪に襲いかかる。
ぐちゅ、ばき、ぐしゃ、ぶしゃーー、様々な音が聞こえる。音がなりやんだところで猪を見てみると…………………………無傷でした。え?無傷?焦っていると猪はこちらをめがけて突進してきた!ものすごい早さ。140km/時位でてんじゃないかなぁ。これは死んだな、と思っていると、猪が僕に当たったその瞬間……………………動きが止まりました☆そういえば、ローブがチート性能だった。助かった。チート万歳!氷で駄目だったし面倒だから破壊属性にしよう。この破壊属性は、破壊の力を球体状にするか、武器か体に纏わせるといった使い方である。もちろん今回は球体。
魔力をねって、猪にぶつける!
猪が粉々になり、血がもろにかかる。おぇ、吐きそう。てか臭い。とか思っていると、チートローブの自動浄化が発動し、きれいになった。うん!すっきり!気分爽快になっていると
「あ、あの、少しよろしいでしょうか?」
後ろから声がかかった。うん。完全に忘れてた。
あれですね。詠唱とか考えるのめんどくさいですね。ついでにキャラの名前が思い付きません。どうしよ