資料集『魔物図鑑』
★魔物図鑑
本編に名前が登場した魔物の図鑑です。
ストーリーに彩りを与えるために読むも良し、暇つぶしに読むも良しです。
本編読んでない方はネタバレ注意です。
一応、魔物図鑑と銘打ってますが、人以外の生物もまとめちゃいます。
※つまり幻獣、神獣なども含みます。
★魔物のランク/強さ
【F】
一般人多数、F級冒険者数人で討伐出来る強さ。
ソロで討伐できればEランク級の強さである。一般人からしたら普通に脅威となる。
※一般人=成人した健常の町人、農民、村人が基準です。男女年齢身長などで多少前後。
【E】
一般人大多数、F級冒険者多数、E級冒険者数人で討伐できる強さ。
ソロで討伐できればDランク級。
村にでも現れれば大騒ぎになるレベル。
Dランクアップの合格基準として、このランクの討伐数などが参照項目となる。
【D】
F級冒険者大多数、E級冒険者多数、D級冒険者数人で討伐できる強さ。
一般人が手を出していい魔物ではなく、まず間違いなく捕食される。
Fランクの冒険者でもかなりの数を揃えれば討伐可能。ただし死者もそれなりに出る。
町が騒然となるレベル(凶暴性の低い魔物もいるので全てではない)。
実はシャルのいうバカ犬ことルプスパーダは、こんなにも恐ろしい魔物なのである。
【C】
第一の大壁。F、E、D級冒険者が手を出しても生き残れない強さ。
小さな町くらいであればサクッと滅せる。
特殊な魔物を除いて総じて防御力が高い。
ほとんど攻撃が通らないので低ランクでは倒しようがない。
Cランク冒険者数人で討伐可能。
しかし、Dランクくらいの冒険者であれば、逃げに徹すれば僅かながら生き残れる。
D〜Cにかけては途轍もない差が広がっているので、Cランクの冒険者はそれだけで、一種のステータスとなる。
【B】
C級多数、B級数人で討伐出来る強さ。
防御力に加えて特殊な能力を持ち始める。
FランクやEランク、Dランクの上位種なども多く存在する。
大きな街もプチっと潰せる恐ろしさ。
【A】
第二の大壁。一騎当千級の化け物。
C級やB級の冒険者が千人いても殺し尽くせる戦闘能力を殆どの魔物が有する。
このランクになってくると対峙出来る冒険者がかなり限られてくる。
倒せれば英雄街道まっしぐら!
こちらのB〜Aランクも、D〜Cランクのように大きな隔たりが存在する。
直接的な強さがない種も、性質が悪い能力を持つので全く油断できない。
大都市に攻めこめば甚大すぎる被害が出る。小さな砦くらいならズガンと陥せる。
個体数は少なめ。
【AA】
第三の壁。更なる化け物。
A級冒険者が多数で僅かに抵抗できる力量。AAA級であれば個人でも討伐出来る可能性がある(絶対倒せるとは限らない)。
広範囲殲滅攻撃か高物理性の攻撃を殆どの魔物が所有。
一匹いれば城塞都市や兵が詰まったお城をもサクッと陥せる。
俗称では『城墜し級』とも呼ばれている。
個体数は大分少ない。
【AAA】
第四の壁。人々涙目な超級の化け物。
人が対峙していい領域を軽く超えているランクがこのランク。
攻撃、防御、速度がまず規格外に高い。
能力使用なしでも、持ち前の身体機能だけで蹂躙できてしまう。
A級やAA級が死兵となって戦えば少しぐらいは時間稼ぎができるかも。AAA多数で接戦くらいは出来る。運が良ければ撃退できるかも。
魔物のサイズは馬鹿デカイか、人サイズの小型かに分かれている場合が多い。どっちにしろ恐ろしさは変わらない。
殆どが能力の一つに即死系攻撃を持つ。
一匹で国を陥せるほどの戦力を有する。
俗称では『国墜し級』と恐れられている。
個体数はかなり少ない。
【S】
つおい、やばい、おっかない。
ほんき出せば大陸を滅せる。おっかない。
神獣などはこのランク多い。おっかない。
俗称は『大陸墜し級』。おっかない。
【測定不能】
伝説? 伝承? 災厄? 真性の大怪物?
たぶんほんき出せば星を滅せるかも。
俗称はないが『星墜し級』とか呼ばれるかも。
★魔物★
――Fランク――
【カッパーディア】
通称『銅鹿』/魔物
大きな銅色の角を持つ鹿の魔物。鹿肉。
お肉が美味しい。ある意味で下級冒険者の生活を支えてくれている魔物さん。
【ラックラパン】
通称『大兎』/魔物
人間くらい大きな兎。飛びつき噛み付いてくる。集団で暮らしている。兎肉。
お肉が美味しい。下級冒険者の生活を支えている。新人冒険者の練習相手にも丁度いい。シャル曰く駄ウサギ。
【ワイルドボア】
通称『大猪』/魔物
軽自動車ほどある身体の大きな猪。猪肉。
ちゃんと調理すればお肉が美味しい。
特に能力はないが突進の攻撃力は地味に痛い。冒険者が言うには毛皮が硬くて相手するには少し面倒な相手との事。
人里に降りてきて畑や人を襲う害獣でもある。
――Eランク――
【ダーティモンキー】
通称『汚大猿』/魔物
顔が醜く、全身に糞尿が身体にこびりついている猿型魔物。匂いは涙が出るレベル。
長々戦っていると糞尿をかけてくる最低な敵さん。肉はクソ不味い。
体長はおよそ2mくらいが平均。
上位種にはアグリィモンキーや、セクソモンキーという更に最悪が極まった魔物がおり、それらの劣等種がコレである。
アルルさんがコレを倒した日は、剣の整備作業がおよそ倍になるとかならないとか……。
【パンツァベア】
通称『大鎧熊』/魔物
硬い体毛と体皮を持つ大型車くらいある大熊。凶暴性は野生のクマさんと同じ。
農村や小さな町の近くで発見されれば、冒険者の討伐隊が組まれる事も多々ある。
シャルが昔に、魔法の的当て感覚で倒したことがある可哀想なクマさん。
――Dランク――
【ルプスパーダ】
通称『大牙狼』/魔物
サーベルタイガーの狼バージョンのような魔物。シャル曰くおばかなワンコ。
群れで行動する魔物で、狩りは連携をとっておこなう。実はシャルが言うほど馬鹿ではなく、寧ろ魔物の中では頭が良く狡賢いのだが、シャルはそれを頑なに否定している……。
群れのボスは深い黒毛をしており、その実力はDランクでも上位に入る強さ。
【ポノスツリー】
通称『痛撃樹』/魔物
大きな樹木型の魔物。毒々しい真っ黄色の花を咲かせている。
目に見えない花粉を撒き散らす。これに触れたり吸い込んだりすると全身が麻痺して激痛に襲われてしまう。そして、動けなくなった所を蔦で絡め取られて死ぬまで養分を吸われる。もしくは種子の苗床となる。
強力な物理攻撃も蔦でしてくるので注意が必要。花粉対策に風魔法は必須。
焼却処分が効果的だが、この魔物の花びらが魔法薬の材料になるという事で、依頼の都合上、燃やさずに挑まざるを得ないらしい。
――Cランク――
【オルトラ】
通称『双頭火虎』/魔物
二つの首を持つ黒色黄縞の大虎。
通称の通り火の攻撃を使う厄介な魔物。
体長はトラックくらいが平均。割と筋肉質でゴツくて厳つい顔つき。
火炎のブレスは広範囲を攻撃できる。目からの熱線は貫通性と極高温の二段構えで、殺傷性が凄く高い。体毛には防御性質の闘力が纏われていて、並の攻撃は通らない。
素早さも野生の獣の通り柔軟で厄介。
だが、正確な強さはCランクでも『中の下』辺りだという。魔人大陸奥地や亜人大陸深部、未開領域などの密林に生息。人族の大陸では見かけることはまずない。
――Bランク――
――Aランク――
――AAランク――
――AAAランク――
――Sランク――
――測定不能――