海
海に着いたけど、『今楽しめ』って言われてもきっと楽しめない…
「雪?元気ないねどうした?」楓は、心配して聞いてくる
「そんな事ないよ?」心配してくれるのは嬉しいけど今は構わないでいてほしかった
「そ?じゃぁ行こ?」楓がそう一言言うと腕を引っ張る 私はその手を振りほどけなかった
気がつくと私達は更衣室にいた
「ほら雪も着替えて!」楓はもう着替え終わっていた
「う…うん」ぎこちなくこたえてしまう
急いで水着に着替え楓と二人のいるところに向かう
「おっ!きたきた」真咲が持っていた飲み物を
手渡してくれる
「あはは、ごめんね遅くなって」真咲から飲み物をもらいながら言う
「まっ、良いじゃん?てか、そろったことだし泳ぎ行くか」
「あっ…私はいいや!」
今泳ぐ気分になれず断った でもそんな私を見て優翔は、ほっとかなかった
「気分でもわるいの?」優翔が優しくすると甘える私がいてそんな私を私は嫌い
でもそんなこと知らない優翔は優しくする
「何でもないよ!ただ…」
「ただどうした?」優翔が私の顔を除きこむ
「泳ぐ気分じゃないだけ」笑って見せるけどだんだん辛くなって泣いてしまった
「えっ?どうしたんだよ」私がいきなり泣くから優翔が驚いてしまった
「何…でも…ない…」
「何でもないわけないじゃん…そんなに俺が頼りない?」私は首を横にふった
「なら教えて何で泣いてるのか」
「雪?」私が言おうとしたとき誰かが私を読んだ
「えっ?健斗何でいるの?」
健斗は、私の元カレでこっちにくる前別れた