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とある老婦人の雨夜語り

民間伝承ベースの甘口仕上げホラーです。

 トミー、ミッキー、カップとお皿が空になっているようだけれど、お茶とパイのお代わりは如何?

 ……あら、もう結構だなんて。貴方たち、昔はもっと食欲旺盛だったのに。だけど、そうよね。もう貴方たちは四十路、メグは十八歳だものね。何だか寂しいわ。こんなに酷い雨の日に、せっかく三人で訪ねて来てくれたのだもの、久しぶりにたっぷりのご馳走でもてなして、貴方たちが盛大に食べる様子を見たかったのだけれど、仕方がないものね。

 それにしても、メグは相変わらず素晴らしいストーリーテラーだわ。遠い東の果ての国の、千年も前のお話が、こんなに面白いなんて。けれど、どうしてその美女は、相手の男の頬をぴしゃりと叩いてやらなかったのかしら。……あぁ、そうだったわ、貴女のお国では、淑女(レディ)は家族や夫以外には姿を見せないものだったわね。

 とはいえ、男に百夜続けて訪ねて来るように条件を出したり、百日目の日が暮れる前に召使いを呼んで、途中の橋を壊して代わりに白い布を架け渡すよう命じるなんて、随分と回りくどいこと。それなら最初から、強い言葉で断れば良かったのに。そうしたら、相手の男も布の橋を渡ろうとして、雨で増水した川に落ち――ということもなかったでしょうに。……あら。もしかして、美女の狙いは()()()()()()だったのかしらね?


 メグのお話で思い出したのだけれど、私の故郷にはね、それとは逆のお話があるのよ。

 隣の集落に住む恋人の元を訪ねた若者がね、途中の川に架かる橋が昼間の大雨で跡形もなく流されてしまったことに全く気付かないまま、どういう奇跡か、無事に恋人の家に着いて、恋人の父親からたいそう驚かれたんですって。翌朝、橋の架かっていた場所に行って、若者はぞっとしたそうよ。川は前日の大雨のせいで、轟々と荒れ狂うばかりだったから。

 ……あぁ、私では、どうにもメグのようにお話上手とはいかないわね。子どもの頃、祖父から聞いた時には、とても面白いと思ったのだけれど。

 あら、メグはその恋人同士のその後が気になるの?

 故郷では定番の昔話だから、続きはその家によって、あったり、なかったりするのよ。私の祖父は、その恋人たちこそ、何を隠そう、自分の両親だ、なんて言っていたわね。きっと祖父なりに、孫たちを喜ばせようとしたんだわ。けっして、彼は嘘つきでも、いい加減な法螺吹きでもなかった。真面目で働き者で優しい人だったもの。……そうなのよ、トミー。分かってくれて嬉しいわ。祖父もメグと同じ、ストーリーテラーの才能があっただけよね。

 彼は、私の曽祖父母が体験したという不思議なお話を、幾つも聞かせてくれた。だから、私が生まれる前に亡くなった人たちだけれど、二人もまた、私にとっては愛しい家族なのよ。

 まぁ、貴方たち、彼らのお話に興味があるの?

 嬉しいわ。それなら、ご馳走代わりに聞いてくれるかしら。


 曽祖父母は結婚後、湖の近くに家を建て、そこで四人の子どもを産み育てた。けっして裕福ではなかったし、辛いことや悲しいことも皆無ではなかったけれど、家族六人、仲良く力を合わせて、丁寧な暮らしを営んでいたの。祖父は四人兄弟の末っ子よ。

 一番上の大伯母は産褥熱で若くして亡くなったけれど、二番目の大伯母と、その下の大伯父は私の小さい頃までは健在だったから、よく会っていたの。大伯母は手芸好きの陽気な人で、いつも面白い歌を教えてくれた。彼女が私の十歳の誕生日に合わせて作ってくれたラグは、それは素晴らしい大作だったのよ。大伯父は寡黙だけれど、祖父と一番仲が良くてね、私の家を訪れる度に祖父の話をにこにこと聞きながら、その場でおもちゃの羊を作ってくれたわ。ラグも、おもちゃの羊たちも、私にとっては宝物で、使うなんてとんでもなかった。結婚する前の晩まで、綺麗な箱にしまって、時々そっと取り出して眺めて。とても大事にしていたのよ。……それから後は、どうしてしまったかしら。

 いけない、いけない。すぐに話が逸れてしまうのは、歳のせいかしらね。

 さてと。曽祖父は、ある夏の夕方、森での仕事から帰る途中で、雨に降られてしまったの。この時の雨もそれはそれは酷い雨だったそうよ。視界は悪く、足元も泥濘んでいたけれど、雨宿りするような場所もなくてね。

 ――早く家に帰りたい。

 その一心でようやく家の近くまで来た曽祖父だったけれど、彼はそこで信じられないものを見たの。一軒家のはずの我が家のすぐ隣に、そっくりそのまま同じ家が建っていたのよ。

 これは「家もどき(モックハウス)」だ、と曽祖父はすぐに気付いたそうよ。小さい頃、集落で一番物知りなおばあさんから、「家もどき(モックハウス)」について聞いたことがあったから。

 貴方たちは知っているかしら。雨の降る日や霧の濃い日に現れる魔物よ。……人が住んでいる家のすぐ側、放置されて元の形も判らなくなった廃屋の跡、森の奥。そういうところで、本物の家そっくりに化けて、お腹の中に人が飛び込んで来るのをじっと待っているの。

 中に入らなければ何ともないけれど、一度中に入ってしまったら、二度と生きて出ることは出来ないと言われているわ。おまけに、惑わしの魔法でも使うのか、大抵の人には、本物の家と「家もどき(モックハウス)」の区別が付かないそうよ。

 そういうわけで、曽祖父は、本物の家と「家もどき(モックハウス)」が並んでいるのを見て、立ち尽くしてしまったの。言い伝え通り、どちらが自分の本当の家なのか、全然分からなかったから。

 でもその時、そろそろ曽祖父が帰る時分だと思った曽祖母が、ドアから顔を出してね。曽祖父は泣き出したい気分で曽祖母に駆け寄り、黙って「家もどき(モックハウス)」を指さした。

 曽祖母はすぐさま曽祖父を家に入れると、子どもたちに家から出ないように固く言い付け、必要な物を取りに台所に駆け込んだ。

 彼女が台所から持ち出した物は何だったと思う?

 我が家の秘伝の魔除けの花束(タッジーマッジー)よ。

 曽祖母は勇ましく家を飛び出し、「家もどき(モックハウス)」に向かって魔除けの花束(タッジーマッジー)を投げ付けた。すると、魔除けの花束(タッジーマッジー)が当たった瞬間に、「家もどき(モックハウス)」はすうっと消えていったの。そして、曽祖父母が生きている内に現れることはなかったそうよ。

 ねぇ、メグ、覚えておいてね。我が家の秘伝の魔除けの花束(タッジーマッジー)には、必ず薄荷(ミント)薫衣草(ラベンダー)を入れるの。乾燥させたものでも構わないわ。あとは、祈りの言葉を唱えながら、自分の好きなハーブや、大切な人の好きな花を入れるだけ。台所に置いたり、玄関のドアに吊るしたりすると、妙なものが家に入るのを防げるのよ。

 曽祖母がしたように、魔物に投げ付けても良いわね。ただ、気を付けてほしいのは、魔除けの花束(タッジーマッジー)は、魔物を追い払うことは出来ても、退治出来るわけではないということ。

 それから何十年も後になって、「家もどき(モックハウス)」は、とある夫婦のもとに現れたのよ。

 

 その日、夫は朝から、村外れで一人暮らしをする若い婦人を訪ねていた。是非とも行かなければならないような重大な用件ではなかったのよ。それなのに高熱を出して寝込む妻をたった一人、家に残して。酷い夫だと思わない?

 実際、彼は酷い男だった。男にとって、妻は自分に絶対服従すべき存在で、自分の機嫌が悪い時には憂さ晴らしに痛めつけても構わないと思っている節さえあった。妻が大切にしていた物は全て目の前で台無しにして見せたし、妻の愛する肉親たちのことも、妻と二人きりになると口汚く罵った。

 ……まぁ、ミッキー。どうしてその妻はそんな酷い男と結婚したのか、ですって?

 結婚するまで、誰も男の本性を見抜けなかったからよ。何しろ男はその辺りでは一番の美男子で、教会にも欠かさず通っていたし、奉仕活動にも仕事にも熱心だった。その上、それはもう激しく熱心に、妻となる人に求婚し続けていたのよ、それこそ何年もかけてね。

 だからね、メグ。よくよく気を付けるのよ。この国では離婚は認められていないのだから。どれほど情熱的に求婚して来る相手でも、貴女を幸せにしてくれるとは限らないわ。それこそ、その人が百晩欠かさずに通って来たって、その愛が信用出来るかどうかは別の問題よ。

 さて、話を戻すわね。さすがの男も、日没前には婦人の家を出たらしいの。さすがに外聞が悪いと思ったのでしょうね。

 ……だいたい、どういう用事だったのか、ですって?

 それについては、その婦人が後で得意げに触れ回ったわ。けれど、此処では話したくないの。若いメグに聞かせるのに相応しくないことだもの。

 それで、男が家に帰り着かない内に、その地方の夏にはよくあることだけれど、雨が降り出したの。

 婦人の家から男の家までの間には、隣人の家があって、隣人の土地と男の土地の間には小さな林があった。隣人の家で雨宿りをさせてもらっても良さそうなものだけれど、生憎、男はその隣人が苦手だったようでね。隣人は善良で、色々な事をよく知っていて、勘が鋭いおばあさんだった。しかも、小柄だけれど気が強くて、荒くれ者さえすごい剣幕で追い払ってしまうような人よ。男にはその日、特に疚しいことがあったから、何があってもそのおばあさんと顔を合わせたくなかったと思うわ。

 男は雨の中をとにかく急ぎ、そして家のすぐ手前で「家もどき(モックハウス)」に遭遇してしまったのよ。

 男は妻から「家もどき(モックハウス)」について聞いたことがあったけれど、少しも信じていなかった。そんなものは耄碌(もうろく)した老人の戯言だと嘲笑った。妻がお守りにと何度も魔除けの花束(タッジーマッジー)を作って渡したのに、その度に、わざわざ詰まらない物を作って寄越すな、と妻の見ているその場で踏み(にじ)ってきた。

 だから、あっさりと魔物の餌食になってしまったのも、多分、仕方のないことだったのよね。

 もし妻が男を迎えに玄関を出たら、男は助かったかもしれない。けれどさっきも話した通り、妻は高熱で寝込んでいた。昼前に隣のおばあさんが訪ねて来て、四時くらいまで看病をしてくれたけれど、だからといってすぐに熱が下がるわけがないもの。

 翌朝、隣のおばあさんが、高熱で寝込んでいた妻を見舞おうと、林の向こうから歩いて来た。

 そして、林を抜けたところで嫌な気配に気付いて、自分の家に引き返した。間もなくおばあさんは、自分の家の秘伝で作った魔除けの花束(タッジーマッジー)を振り回しながら出て来て、林を抜けてすぐ目の前に建つ家に、それを投げ付けたの。おばあさんの勘は正しかったのよ。

 家はみるみるうちに消えて、その跡には、恐ろしい形相で事切れた男が倒れていた。おばあさんはしばらくはその顔を夢に見るだろうとこぼしていたわね。

 ……ええ、そうよトミー。その男の妻というのは私自身。貴方は相変わらず勘が鋭いのね。あの、親切だった隣のおばあさんと同じだわ。

 それからは本当に大変だった。あの男の葬式の準備や片付けは、隣のおばあさんや隣町に嫁いでいた妹が駆け付けて助けてくれたわ。けれど、葬式の最中に例の村外れの婦人が乗り込んで来て大騒ぎしてね。

 その時の騒ぎのせいで、故郷に落ち着いていられなくなって、この町に来たのよ。隣のおばあさんは私を庇いも励ましもしてくれたし、妹夫婦は村にいられないなら隣町で一緒に暮らそうと言ってくれたのだけれどね。私は、とにかく新しい所で一人でやり直したかったの。

 知人からの、住み込みで下宿の管理人をしないかという話も渡りに船だった。

 良い出会いも何度かあったのだけれど、再婚する気にもなれずに一人で生きて来た。それから随分経ってからよ、トミー、ミッキー。貴方たちが小さかったメグを連れて、私の下宿に来たのは。

 貴方たちが来てから、本当に、本当に楽しかった。貴方たちときたら、私が作った料理やお菓子は何だって「ご馳走だ」って大喜びで食べてくれて。メグは賢くて、私が教えたことは何でもすぐに覚えて。貴方たちの服を縫ったり編んだりするのも楽しかったわ。三人とも最初はこの国の服に慣れていなくて大変だったけれど。きちんと着せたら凛々しい二人の騎士と、可愛いらしいお姫様になって。

 メグは可愛かったけれど、自分たちが凛々しかったはずはない?

 そんなことはありませんとも。だって、トミー、ミッキー、メグ。貴方たち三人とも、私の自慢の子どもたちだと思っていたの。

 まぁ、貴方たちもそう思っていてくれたのね。嬉しいわ。

 あぁ、あの忌々しい戦争さえなければ。そうしたら、トミーとミッキーが戦場に行くこともなかったのに。メグはいずれお国に帰って、あちら流の淑女(レディ)教育を受けなければならないと決まっていたけれど、それだって、戦争がなければもう少し後になるはずだったのに。

 貴方たちの帰りを待っている間に、下宿の管理人を辞めることになって、新しい家に引っ越したことを、貴方たちへの手紙に書いて。それから新しい家で毎日、貴方たちがいつ戻っても良いように、おまじないのようにテーブルに貴方たちの食器を並べて、それから、それから――。

 ……自分たちを待っていたから、行くべき所に行けずにいたのか、ですって?

 ミッキー、どうしてそんな変なことを言うの?

 ねぇ、どうして三人とも、そんなに泣きそうな顔をしているの?

 どうして、メグの肩に触れることが出来ないのかしら?

 ……あぁ、そうだったの。私は、もう、この世の者ではなかったのね。そう言えば、いつだったか、急に胸が苦しくなって――。

 そうよ、私はそんなことにも気付かずに、貴方たちを待っていたのだわ。まだ、教えたいことも、伝えたいこともあったのだもの。……それから、最期に誰かに打ち明けたかったことも。

 さっき、熱のせいで、夫を出迎えることが出来なかったと話したでしょう?

 ……本当はね、あの時、動けないこともなかったの。熱のせいで眠ってしまっていたわけでもないの。私のベッドは窓際にあったから、夫の聞き苦しい悪態も聞こえていたし、その少し前に、カーテンの隙間から差し込む光が急に何かに遮られたことにも気付いていたのよ。枕元にはおばあさんが帰り際に置いて行ってくれた魔除けの花束(タッジーマッジー)もあったから、何とか出来ないことはなかった。……でも、それでも、私は何もしなかった。

 だから、きっと天国には行けない。死後に貴方たちと再会出来る望みなんてない。そのせいかもしれないわね、死んでしまったことを認められずに此処に留まってしまったのは。

 ……まぁ、何ということなの、ミッキー。「神様が天国に入れてくれなくたって、ブッダが良い所に生まれ変わらせてくれる、俺がそうブッダにお願いするから」ですって?

 そんなこと、絶対に他所では言っては駄目よ。貴方たちは肌の色だってこの国のほとんどの人間とは違うのに、その上、異教徒だと知られたら、どんな目に遭わされることか!

 ……でも、ありがとう。いけないことかもしれないけれど、そう言ってもらえて、実はすごく嬉しいの。もしも、もしもだけれどね、生まれ変われるなら、また、貴方たちに会えるかもしれないもの。

 ……トミー、メグ。その時はこんな私の子どもに生まれたいと、そう言ってくれるのね。

 ありがとう、貴方たち。私が死んだことを知っていたのに、こんな雨の日に、わざわざ会いに来てくれて、久しぶりにゆっくり話をしてくれて。

 ……今なら、何処に行けば良いのか、はっきり分かるわ。

*        *

 ジニー・アンダーソン夫人は、慈母のように微笑んで立ち上がると、家の外に続くドアの前までゆっくり歩いていった。

 彼女がドアノブに手を伸ばすと、ドアがひとりでに開いた。雨はいつの間に止んでいたのか、ドアから明るい月の光が差し込んだ。

 ジニー・アンダーソン夫人は名残り惜しそうに三人を振り返り、ふっと苦笑いした。

 月の光が、テーブルの上で分厚く埃を被った三人分の食器を照らし出していたからだろうか。

 ――私ったら、今夜は貴方たちにお茶一つ、出していなかったのね。

 ミッキーが微笑んで見せた。

「良いんですよ。いつか、俺たちのお袋に生まれ変わった時に、また沢山ご馳走してくれたら」

 ――ありがとう。ずっとずっと、何十年も先のいつかに、また、ね。

 ジニー・アンダーソン夫人は優しく笑ってドアをくぐり、すぐに見えなくなった。

「また、いつか会えるわよね」

 メグこと久我愛子(こが めぐしこ)がそう言うと、トミーこと富田次郎が彼女の頭に手を置いた。昔、よくそうしていたように。

「当然ですよ。約束したんですからね」

 ミッキーこと三木五助が静かに祈りの言葉を唱え、愛子と次郎もそれに唱和した。

 ジニー・アンダーソン夫人の死去の報を受けた直後に駆け付けることが出来なかった三人は、こうして、夫人を本当の意味で見送ることが出来たのだった。

*    *

 その魔物は、薄暗い森の中で、じっと獲物を待ち続けていた。

 魔物が居座るその場所には、一年前まで本物の家が建っていた。しかしその家が火事で全焼したのをいいことに、魔物はその場所で、元あった家に成りすますことにしたのだ。

 夕雨が降る中、迂闊にも魔物に向かって足早に近付いて来る若い女は、その燃えてしまった家の本来の持ち主だった。仕事のために長年離れていたので、まさか魔物が彼女の生まれ育った家に成り代わっているとは思いもしなかった。

 女はドアの鍵を開け、無防備に中に駆け込んだ。

 人気(ひとけ)のない森の中、ひとりでに閉まりゆくドアの軋む音だけが、雨音に混じって微かに聞こえた。

〈終わり〉

 


 

 

 

 

 作中でメグが語ったのは九州のとある地域に伝わる小野小町伝説でした。他の地域で語られる小町に比べてアグレッシブと申しましょうか、深草少将に対する殺意が高い気がするのですが、気のせいでしょうか。

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― 新着の感想 ―
ホラーなのに泣けました。 でも、曽祖父母の頃からの不思議な事(クソ夫も含めて)の積み重ねが無かったら三人と出会えなかったんですよね。 こんな風に日常に不思議はあるのかも、と思いました。 ところで書庫…
初めて読む“語り”形式の話でしたが、流れるようなお話の紡ぎ方でした。なので、頭の中にスッとお話が入ってきて、その情景が浮かびました。 こういう日本昔話のようなお話も面白いですね。
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