カワルモノ-α
なるほどそういうことか。
ステラたちが私の記憶を見て、私がどんなものでも作れる、ということを知ったらしい。
そしてこの星で居場所がなくなりつつある2人を連れていけるように、改造したいというのだ。
「私は医療や生物学は全く修めていない。
だから私にわかるように、何が欲しいのか言ってみてくれ」
*「ヤクしたトタンイミはユガむ」らしいから、わたしがチョクセツオクるよ*
「なんだ、そこも読んでたのか」
必要なものを⋯まるで工学設計図みたいな形式で脳内に直接描写された。
そうか、ステラは記憶を読んでそれを再現できる、私が今まで見てきた設計図を見て傾向をつかんだのだろう。
しかも適当ではない、ちゃんと形式に沿ったものだ、人工知能だとしてもこの精度は褒めるべきだな。
「さすがだな、ステラ」
<ちょっと、情報をナギサさん向けにまとめたのは私ですよ>
ーーーーー
エヴァが慎重に臓器をしまう。
<免疫機能は時間を経てて育てるしかありません、が私にかかれば即日で適応させられるでしょう>
「問題があるとすれば、適応手術後はこの惑星の大気が危険になり、この狭い宇宙船内でしか活動できなくなることだ。
そうなると手術は出発の前日または当日にするのがいいだろう」
<ですね>
*シュジュツチュウはまかせて、ネムらせるのはトクイ*
「まあステラならそうだろうな」
処理進捗を見る、やっと10%。
読み込みの終了予測は2日後だ、そこからさらに経路探索がある。
折角だ、イルダのところに寄っていこう。




