パーツは揃う-γ
マップを読み込むだけで時間がかかる、小型量子コンピューターにも数千光年の旅路は負荷が重いようだ。
しかしこれで宇宙船の修復は終わったと言っても良いだろう。
ただ、ナギサには気がかりなことがある、エヴァとステラは持ち帰ってもよいものだろうか。
彼らはこの星に居場所はない、あるとすれば解体されて古代技術の解明に使われるくらいだが、ナギサとその宇宙船のコンピューターですら「動力回路不明」になるような彼らはこの星では分析しきれない。
それ以上に、彼らの自由意志を踏みにじることになってしまう。
かといって連れ帰ると、もし外宇宙由来の品であると判明すれば研究施設行きだろう。
2人は、ナギサについていきたいと言った。
その思いを尊重するならば、嘘をつくしかないだろう。
*キオクミておく?*
<もしかしたら何か情報があるかもですからお願いします>
ステラと協力してエヴァはナギサの記憶を解析する。
そこでステラを通して、ナギサが何ものでもないことを知ってしまう。
さらには、エヴァの知っている「身体を埋める技術」の発展型のような事もできると。
*どうする、すごいことしっちゃったけど*
<⋯本当に、自由に何でも作り出せるなら、の話です。
ナギサさんにお願いして、身体のパーツを作ってもらうのが正解でしょう。
ステラを通せば必要な情報をナギサさんに送ることができ、必要なものができます>
*まるでなくなったカラダをツクれるギジュツみたいだね。
でもすぐになんでもできるのはちがうね*
<必要なものは、神経制御の書き換え、腎臓、肺、血液の交換です。
もしできるのであれば⋯明後日にもマイラさんたちを変えられます>




