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素顔-Ϸ

「うわぁっ!」

マイラさんの叫び声が聞こえました。

もう、私は肝心な時に重要な場所にいませんね。


私以外にも叫び声に気づいて駆け寄ってくる人が。


ナギサさんの近くで、マイラさんが固まっていました。

<何があったんですか!?>

マイラさんは何も反応しません。

ナギサさんに何か起きたのかと思い、全員で駆け寄りました。


ナギサさんの兜が外れています。

なので、ナギサさんの素顔がはっきりと見えました。


水色の髪、控えめに尖った鼻、細い眉と少し長い睫毛、真っ白な肌に整った顔立ち。

耳や瞳は見えませんでしたが、童話に出てくるような姫様のような雰囲気のある顔でした。


私たち機械に生きろと言って、敵地に単独で攻撃を仕掛け、マイラさんやモルニヤさんを救出したりしていたナギサさんは、こんな儚く美しい顔をしていたのか、と驚きました。

ステラ以外が動かないのも、それが理由なのでしょう⋯ってそんなこと考えてる場合じゃありません!


<すぐに戻してください!>

ハッとしたみたいでマイラさんが戻しました。

なにか身体に悪影響が起きていれば大変です、宇宙船内に運んで過去にナギサさんが設定したように操作盤を操作して⋯


ーーーーー


どういうわけか何の悪影響もないようです、意味がわかりませんが運でしょうか。

しかし今更ながら、なぜ今まで素顔を隠していたのでしょうか。


いま兜を戻すときに分かったのですが、水晶の透明度は自由に変えられるようです。

真っ黒から、透明まで。

それも簡単に変えられました。

でも⋯ナギサさんの目にとってこの世界が眩しいだけかもしれません。


それと、ナギサさんが落ち着いたあとのマイラさんとモルニヤさんはどこかふらついていたので簡易検査すると体温と心拍数が普段よりも上昇していました。

緊張したからでしょうか。


なんかステラが挙動不審です。

*⋯*

<ステラ、伝えたい情報はしっかり伝えてください>

*⋯チョクセツオクる*


<なるほど、こういうことはあなたの領分なので任せます>

*わかってる。

よくないケツマツにならないようドリョクする*

ここにきて、無視できない大きさの火種ができてしまいました。

ステラと私の判断は、急な発熱と心拍数上昇は病気ではない、あの2人はナギサさんに惚れてしまったということ、なんとか衝突が起こらないようにするしかないということです。

なんてことですか、なんで今更こんな展開をいれるんですか。

世界の命運を握ってる奴は何を考えているのですか。

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