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遥か彼方からの探索者  作者: アリカの手帳
エデンアイランド
28/83

総当たり‐α

正直私は楽園など存在しないと思っている。

噂や伝承による先入観がそう見せるだけの無人島か、神経系に影響を及ぼす毒物を摂取した人が見た幻覚を「楽園」だとあとから決めつけているのだろう。

ただ、伝承の始まりとなった島は存在する可能性がある。

そこにいって、それから「楽園なんてなかった」か「楽園はここじゃないどこかだった」か決めよう。


ーーーー


燃料は心配ない。

この惑星もまたH₂Oが豊富で、日照も十分であるから安定して水素を生成できる。

核融合エンジンは故障していたが修理できた。

このエンジンの問題点を挙げるならば、墜落時に放射線をばらまくぐらいだ。


ーーーー


「マイラはまだ寝ているか?」

「ああ、あれからほとんど寝ている。

何とも無気力で、可哀想な状態だ」

「…楽園の次は、古代遺跡を探してみようと思う。

修理の役に立つオーパーツやテクノロジーがあるかもしれないからな」


マイラは両親の墓を家の瓦礫から私の持っていた金属プレート製に作り変えてから、ずっと寝ている。

いや、食事やトイレはするが、ずっと無気力なのだ。

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