表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/55

四十話 風通信


 ラク・フレイアから知らせが来た。


 どうやら魔女が眠りから覚める前に、ルシーナが出発しゅっぱつする見込みこみがたったこと。


 それから、自由同盟国じゆうどうめいこく契約けいやくしたから、ルシーナの食べ終わった缶詰を調達ちょうたつする派遣はけんされた係が同行どうこうする予定である、と。


 どうも自由同盟国では、ひそかな文明ぶんめい根付ねづいているらしい。


 ガラクタがいとか呼ばれる場所があったりするんだそうだ。


 旅の同行について、魔女が目覚めると瘴気しょうき発生はっせいする。


 それまでの間は、自由同盟国の技師ぎしでもある派遣はけん調達係ちょうたつがかりがラクをてくれるらしい。


 ラク・フレイアの身体は、もう製造せいぞうがされていない部品ぶひんがある。


 それを作れるかもしれないのが、その自由同盟国の技師らしい。 



 それから、ハゲドク山にいるはずの魔女に対面できるのは実質じっしつ数人すうにん』らしい。


 どく、そう、毒がひどい。


 特製の目薬が開発されいるけど、ハゲドク山の瘴気は常人じょうじんはいを数秒でおかす。


 そこに来て、物質精神ぶっしつせいしんバリアをれるルシーナの補助ほじょのもと、精鋭せいえいが魔女と戦う。


 精鋭とは、瘴気にあながち抗体こうたいを持っている者。


 まず、私。


 ひじりの魔法で瘴気がかない。


 それからサクラ君とラク。


 サクラ君は翡翠髪ひすいがみ特徴とくちょうとして毒気どくけつよ天然体質てんねんたいしつ


 ラク神父は機械改造きかいかいぞうをされている分、おそらく瘴気に対応たいおうできる。


 それからラク神父の義理ぎりの息子たちである三人兵。


 強力きょうりょくバリアを張れることが分かって、料理係なのに戦闘援護せんとうえんごとしてえらばれた。


 とりあえず三人兵が、ラックと一緒じゃないとイヤだとごねたらしい。


 ・・・だからって、バリアの強度がぐんと上がるってすごいな。


 一念いちねん、ってやつなのかな。



 三人兵とは風魔法で通信つうしんの練習をして遊んでいる。


 最近はルシーナの風魔法使いたちに、三人兵がびかけているらしい。


 風魔法通信かぜまほうつうしん訓練くんれんの中に入りそうになっているとのこと。


 私は立場上、なにかないとそれはしたらいけないらしい。


 前世ぜんせ記憶きおくからすると、その干渉かんしょうはまるでラジオの電源でんげん


 片耳横かたみみよこに小さなノイズのあと「ふつり」と気配(krはい)と音がなくなる。


 ルシーナが訓練しているのは、通信を切ったあと風に上手うまくく音をぜてすこと。



 なぜか三人兵と私は、最初からそれができるので私情しじょうで話をしたりしている。


 今日の三人兵は様子ようすちがって、大量たいりょうしの実習じっしゅう兵舎内へいしゃないでするらしい。


 メニューは鶏肉と大根とゆでたまごの煮付け。


 これはものすごく喜ばれたらしい。


 ゆでたまごの殻剥きは、ヒビを入れあとバリアの中に入れて風魔法で出来たらしい。


 何回かに分けたとは聞いてるけど、なんだかすごいなぁ。


 1回で出来るようになりたい、とか風通信が来た。



――頑張ってるなぁ。



 最近は一連いちれんをバリアの中で料理する『バリア料理』の思案しあんをしているらしい。


 とにかく三人兵のバリアは、彼らの人見知ひとみしりパワーみたいな拒絶きょぜつですごいみたい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ