~アルフレッド公爵に恋愛相談ですわ!~
(クラリスside)
正直なところ、私、内心は緊張と焦りで一杯です。
まさか、アルフレッド公爵が倒れた私を運んでくださるとは思わなかったですし、部屋に二人きりにされるだなんて、思ってもみませんでした。
男性と二人きり、というのは、何をお話していいか分かりませんが、お話することが全てではないと、私は思ったので、アルフレッド公爵に、無理にお話なさらなくても、と申し上げましたが...
失礼に当たりませんでしたでしょうか...。
でも、緊張や焦りで一杯だと、自分でも分かっているのに、何故か話さないことが心地良いのです。
この独特な、特別な仲ではないどころか、初対面で二人きりで部屋にいる、という不思議な空間で、こんな心地良い空気が流れるとは。
これも、アルフレッド公爵の醸し出すものなのでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(カーティスside)
少しの沈黙の後、リーフィティア侯爵令嬢が窓の方を眺めながら、独り言のように小さく話し始めた。
「...私、どうしても恋愛が上手くいかなくて。一途過ぎるのも良くないのでしょうか...」
「ん?どういうことですか」
一途過ぎる、ということの意味が知りたく、尋ねると、侯爵令嬢は苦笑いをした。
「好きになると、その人のことを想いすぎる余り、我を失ってしまうことがあるのです。...先程も、ご覧になったでしょう。気持ちが抑えられないのです。」




