~メンヘラスイッチon!ですわ!~
主人公がメンヘラっぽくなっております。
悪役令嬢みたいに見えますが、違います。(笑)
(メンヘラスイッチon!)
「そうですか?今まで週末は私のために空けてくれていましたのに、最近では随分とお忙しいようですね」
「あぁ。仕事が忙しいからな。」
そっけなく言う、エルス様。
「あら。今の時期はそんなに忙しくないはずでは?以前にそうおっしゃっていましたわ。」
「以前って...いつの話だ。1年くらい前のことじゃないか。君はもっと今を見つめろよ、い・ま・を。」
両手を広げて「今」を主張してきました。
なんだか、ムカつくジェスチャーですわね...。
「そういえば...先週から新しい香水でもつけ始めました?今までとは別の香りがしますわ。」
私は彼に一歩ずつ近づき、圧をかけました。
「あ、ああ。いい香りだろう。」
彼は後退り、視線をそらしました。
「たしか、この香り、女性ものですわね...?」
「ユニセックスだ。もういい加減にしてくれ!!疲れているんだ。」
「それに最近...」
「まだ何かあるのか!」
「スキンシップなどはからっきし、ですわ...どうして愛してくださらないの、私は必要ではないのですか!!!!」
私は涙ながらに彼の腕を掴んだ。
「ひっ...!だから、それは疲れているからだと何度説明すれば...!
...もう、話にならない。こんな、殺気だったような君とは一緒にいられないよ。今日は別の部屋で寝る。」
彼は私を振り払って出ていってしまいました。
私は一人部屋に残されて、ぺたん、と座り込みました。
「浮気ね。浮気しているに違いありませんわ。誰...どこの女ですの、エルス様を私から奪う泥棒猫は...!許さない...!殺めてやりたい!!!!」
私は枕を引きちぎりました。
...きっと、これよりもっと前から、浮気、していたのですね。
私は、あなたのことを本気で愛しているのに...。
あなたは、どうして、私のことを見てくれないのですか?
出会った頃はあんなに...私のことを愛してくれていると思っていたのに...
それすら、嘘だったというのですか...
教えて、エルス様。
目の前で起きていることを嘘だと言って。




