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~皆に囲まれての目覚めですわ!~
「...これは...食べなさすぎですね...。」
医者が呟くと、リーフィティア侯爵は、顔を背けた。
すると、リーフィティア侯爵令嬢が、
「うぅ、ん...」
と目を覚ました。
「クラリス...!!!」
とたんにリーフィティア侯爵と侯爵婦人が笑顔を輝かせ、涙ながらに令嬢の目覚めを喜んだ。
「...はっ...公爵の前で、私はとんでもない失態を...お許し下さい」
我にかえり、侯爵が私に謝る。しかし、私はそんなことは元より気にしていなかった。リーフィティア侯爵が娘を大事に思っていることを知っていたからだ。
「いえ、そんな...。」
「え?アルフレッド侯爵...?」
「クラリス、アルフレッド侯爵が、お前を運んできてくれたんだぞ。」
「アルフレッド侯爵が...私を...」
それきり、リーフィティア侯爵令嬢は固まったかと思うと顔を青くした。
「わ、私、重たかった、ですよね...?」
どうやら、元婚約者に体型のことを指摘され、体型のことで悩んでいるのは本当らしい。
「そんなこと、ないですよ。」
「そんなはず...だって、エルス様は...私をブタだと言いましたわ...。」
(メンヘラスイッチon!)
急に、リーフィティア侯爵令嬢の表情が翳り、異様な雰囲気に気づいた。




