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~カーティス、信じられません。~

リーフィティア侯爵令嬢を、ベッドに運んで、その寝顔を見ていた。


顔色が悪い。


以前見た時とは違って、なんか、こう...


不健康な感じがする。


以前はもっと、ツヤツヤ、ホワホワ、モチモチ...みたいな...。


それが今では、なんだか、弾力の感じられない頬になっている。


そんなことを考えていると、廊下から、物凄い勢いの足音が聞こえてきた。


バンッと音をたててドアが勢い良く開いた。


「クラリス!!!!」


息を切らしながら、血相を変えてリーフィティア侯爵と、侯爵婦人がいらっしゃった。


娘の名前を呼んだかと思うと、今度は私の方へ向き直り、手を握ってきた。


「アルフレッド公爵、本当にありがとうございます!!!」


「い、いえ、私は当然のことをしたまでで...」


「クラリス、あぁ、やはり、あんな食事はやめさせるべきだった...また、以前のように食べ物を幸せそうに頬張る姿を見せてくれ...」


「あんな、食事...?」


私が呟くと、侯爵婦人が静かに答えてくれた。


「...実は、アルフレッド公爵ももうご存知かもしれませんが、クラリスは、婚約破棄をされたのです...。

そしてそれからと言うもののクラリスは食事をあまり取らなくなりました...。」


信じられない。


あの、食べ物が大好きなリーフィティア侯爵令嬢が...。

あの、忙しなく口を動かして、幸せそうに食べ物を食べるリーフィティア侯爵令嬢が...。

食事を取らないだなんて。

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