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鞠川さんの第三の彼氏  作者: 第三の彼氏
2/3

半年後

よろしくお願いします


あれから半年経った。


彼女との関係はと言うと俺が実家に帰って暇な時に向こうから連絡が来たら会うと言う感じだ。


そして半年間でわかったことは彼女、鞠川ヒマリは二股していた。俺の友達は第二の彼氏らしい。本命彼氏はまた別にいる。まあ当然のことながら本命、第一彼氏が最優先であることは間違いない、第二はその次である。


俺の友達とはあの飲み会の一週間後に別れたらしい。すぐに第二ができたのだが、俺はなんと第三の彼氏認定を受けてしまった。


なんだか微妙でそれ俺に何の得があるの?って聞き返したら、まず、一緒に遊ぶ時は全部彼女がお金を出すとのこと、次に俺が暇でなおかつ実家に帰ってる時に遊ぶと言うものである。


その条件を聞き俺は考えた。第三の彼氏云々は聞き捨てならんが、そこを少し我慢すれば割と良いのではないだろうか。今までも送迎とお金の支払いは彼女がしてくれている。今の関係がそのまま続くだけだし、それに一応彼氏という立場なので彼女ができたという事実が生まれ彼女いない歴=年齢は解消される。


少し仲の良い女友達と思っておけばいいのだ。


そう結論を出した。俺は彼女の提案を受け入れ、鞠川の第三の彼氏になったのである。


そうこれが半年間で変わったことである。



今実家にいるのだがお金ないから暇なので鞠川さんを呼ぶことにする。


すぐに既読がつく、返信は今日の仕事は五時に終わるからそのあと遊ぼうということなので了解と返信をして迎えに来るまで待っていることにした。


六時ごろ、ついたとのメールが来たので親に出かけること言って外に出る。

少し歩くと、鞠川が近くに寄って来た。

「久しぶりだね。私に会えなくて寂しくなかった?」

そう可愛らしく小首をかしげた。彼女に俺はどきっとした。


「恥ずかしいから、それやめれ」

そういった俺に彼女ははにかんだ。


いつものルートで回転寿司屋に行き、そのあとはカラオケかネカフェに行くのが決まりのパターンだ。


今日はネカフェに行くらしい。


「ねぇ、タクミくん」


「なに?」


「旅行にいかない?」


「旅行ねえ…」


「どうせ夏休み暇でしょ?だから今日はネカフェでどこ行くか決めようよ」

そう強引に押し切られ俺は旅行に行くことを決断した。流石に旅行費は自分の分は出すことにしたが向こうでの食事などは彼女が出すことを約束させられた。


なんでやねん。























ありがとうこざいました

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