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キング戦。撃退!


 「温度操作(2)」マックスファイヤー!

 ただし今回は本当にファイヤーだ!


 「温度操作(2)」の発動と同時に、炎がリング状にキングを取り囲む。


 「なんだ!きんぐ、あつい!」


 なにも私らはただジャングルの空中飛行を楽しんでいたわけじゃない。

 チュチュを抱えて「ツタ渡り」をしたあの時、チュチュが私に作戦の内容を伝えた。


─────


 「ガマの油。ヴァイン・フロックの唾液成分。酸性の毒。あらゆるものを溶かす。また非常に燃えやすく、山火事の原因のほとんど」

 

 チュチュはキングの唾液の「鑑定(3)」結果を伝える。

 そしてチュチュ考案作戦の内容を聞き、私は、これならイケると歯を出し笑ってみせた。


 「よし、私らはキングを囲むように飛び回ればいいんだな。

 そうすればキングの唾液はキングの周りにリング状に飛び散る。

 そんでキング捕縛の唾液サークルが出来上がった時、私の『温度操作(2)』で着火だ。

 キングが怯んで動けなくなったところにお前の『ショック(1)』を、これから探し出す長くて丈夫なツタを電線代わりにお見舞いするって戦法かっ」


 作戦をちょうど確認し終えた時、チュチュが私の腕からスルリと抜けた。


 「リリス、作戦。チュチュもツタを探すっ」



─────


 そして作戦は見事に成功。

 高々と上がった炎の海がキングの動きを封じた。


 今だ!


 「チュチュ!」


 魔力がある1点から噴水のように溢れでているのが見えるようだった。

 

 へへっ、さすがだぜ。やってやれ。

 魔力の巨大バカモンスターめ。


 「“馳せる馳せる 伝えよ稲妻 森羅万象我が想い”」



 長くて丈夫なツタを伝って、チュチュの「ショック(1)」の電撃がキングに流れ込む。



 「ゲエエエエコオオオオオオオオオオオオォォォオォ!!!!!」



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