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ディープな夜。
光る地面に緑の草花がぼんやりと浮かび上がり、その中でキスするピンクと水色の幼い少女……
2次元嫁同士なら飯が食えるが、これは3次元。
しかもピンクは私自身……
なんたる屈辱……
私とチュチュは、初めてのディープキスをした。
そして、胸の痛みが完全に無くなった時、チュチュがそっと唇を離した。
今まで唇に神経がいき過ぎて、チュチュが呪いを押さえ込むように私の胸に手を当てていることに気が付かなかった。
「リリス、もう大丈夫」
はっと、我に返った私は自分の顔が真っ赤だったことに気がついた。
いつもならここでチュチュを怒鳴りつけていたところだが、恥ずかしすぎてチュチュに顔も向けられない。
だが、恥ずかしがってる猶予は無いようだ。
なぜなら、私が目を向けたその先……十字架の光が、地面に伝わり、私たちの体の中にまで光が通いだしたからだ。




