再会と再開、それと少しの準備と
日がちょうどてっぺんに昇ったときには、私もチュチュも冒険者ギルドに集合していた。
私たちは合流すると、まずはギルド内の売店で、迷宮入りする冒険者のためのグッツがいろいろ入ったリュック一式を1つ買った。
中には、およそ1週間分の水と食料、懐中電灯、寝袋が入っていて、これがまた1つ3000コレイもしやがる。
現在所持金4500コレイしかない私たちには、2人で1つのセットしか買えない。
まぁ、どちらにしろチュチュにこのリュックは重すぎて背負えないから1つ買うことしかできなかったのだが。
「よーし。じゃあ次はお互いの成果を見せ合おうじゃないか」
私は意気揚々と冒険者カードを取り出す。
チュチュもゴソゴソと冒険者カードを取り出し、私に差し出した。
【ユリ・リリス】
女 12歳
LV2
魔法適性:火・闇
体力:58/58
魔力:100/100
筋力:35
敏捷:128
物防:78
免疫:890
魔耐:5
幸運:1
スキル:【『女嫌い』『バスト(AA)』『器用』『温度操作(2)』『ドレインタッチ(2)』】
このスキルを習得しますか?
《女の敵》
チーム所持金:1500コレイ
【リップ・チュチュ】
女 12歳
LV2
魔法適性:水・雷
体力:18/22
魔力:6890/6890
筋力:5
敏捷:110
物防:14
免疫:13
魔耐:29
幸運:30
スキル:【『鑑定(3)』『真顔』『攻めの姿勢(2)』『ショック(1)』『感知(2)』】
このスキルを習得しますか?
《魔法力高めココアフロート系女子》
チーム所持金:1500コレイ
「ほうほう、新スキル『感知(2)』か。
これも雷系統魔法だな。どんなスキルなんだ?」
そこでチュチュは自分の新スキル、「感知(2)」に「鑑定(3)」をかける。
「感知(2)。半径5メートル以内に敵や魔法系の罠がないか5秒間感知できる」
これは敵や罠の多い迷宮において使えそうなスキルじゃないか。
既に雷系統魔法の「鑑定(3)」と「ショック(1)」を持っているチュチュには、もう1つ適性がある水系統魔法を覚えてきてほしかったが、これはこれで悪くない。
「よし。なかなかだ。
他に変わったところはあるか?」
「俊敏が100から110になってた」
「よし合格だ。
んじゃ早速ギルドの転送装置でヘルガーデンに行くとしますか!」




