競走でもいい。
半年間、どっぷりと負の感情に浸されたシステムの核。
怒り、憎しみ、憎悪、嫌悪、悲しみ、妬み、絶望、諦め、疑念………
シャローム地下都市、全市民のそれらを引き受けるには小さすぎる体。
精神が歪むのも無理はない。
昔のレアは、人の感情の醜い部分にもみ消されてしまったのだ。
今のレアは、他人を信じることが出来ない。
「チュチュは今のレアをどう思う?」
レアと姉妹のチュチュ。
チュチュはロリのくせに頭はそこそこいいから分かるだろう。
今のレアが、どういう状態なのか。
しばらく考えるような間の後、
「チュチュはレアたんの性格好き」
「えっ?」
「レアたんは、自分を守ろうとすることができる。今は誰も信じられないとしても、いつかは信じられる人ができる。チュチュは、それがリリスになればいいと思う」
「な、なんで私なんだよ?
お前らの方が姉妹なんだから、お前らがレアの信じられる人になればいいだろ?」
「もちろんなる。けど、リリスもなる。競走でもいい。どっちが先にレアたんの心を開けるか」
「はぁ? そんなくだらねー競走なんかしねーよ。勝手にやってろ……」
私はバカだ。
分かっていることを聞くだけ聞いて、何になる。
分かったつもりになって何もしようとしない。
チュチュは頭がそこそこいいから、それを見抜いて私を動かそうとしたんだ。
「──ちっ……これだから女は………」
「何か言った? リリス」
「なんでもねーよ。それより、依頼の品を届けなくちゃいけないし、明後日にはここを出ようかと思うから支度しとけよ。シヴァもな!」
提灯ランプにはしゃいで、有り余る魔力で花を咲かせまくっているシヴァに釘をさした。
明後日か。
早いんだろうな。
ここの復興をどれだけ手伝えるか。
ここのやつらにも最後に顔合わせしておくか。
タヌキの店主、ピタポケットまた食いに来るぜ。
リスくん、来年のシャロームの舞では優勝目指せよ!
カラパ、酒はほどほどにな。
クジャト、姉思いのお前はもう立派な男だ。
クジャナ、夢を叶えろよ。けど、化粧はほどほどにな。
サル爺さん、私たちの運命は、私たちの夢が切り開いていくぜ。
それから、それから………
シャローム地下都市の案内人ショシャナット。
3月3日で、百合ってロリって迷宮攻略!
が1周年を迎えられました!!
この作品は通学時間の暇つぶしと、なろうで遊んでみたかっただけの庵がキャラ愛だけで書いております作品ですが、この作品を通して多くの方とお友達になれたり、また新たな作品のヒントになったり、キャラに癒されたりと、駄作と自覚しながら私にとってかけがえのない作品となっております!
ここまでお付き合いくださった読者様、本当にありがとうございます。
庵はこれからキャラたちにもらった創作心より、新たな人生を踏み出すため、物語の進行が遅くなることが予想され、ご迷惑をおかけしますが……私のことは嫌いになっても、リリスやチュチュ、百合ロリのキャラたちかことは嫌いにならないでください!
※イラスト含め、何かリクエストございましたらどしどしご連絡ください♪れっつこーりゅー!




