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やっぱり使い物にならないか。

不具合で前半部分が消えていたため、割り込み投稿。

ん?

 チュチュが使いものにならなくなるかは、私が決める?


 「おい、それってどういu……」


 土埃が舞い上がり、パワーブースター赤で、チュチュがカトロに向かって飛び出した。


 っておい! 何の作戦もナシにかよっ!


 そして、チュチュはありったけの魔力をパワーに注ぎ込んで、カトロに攻めの姿勢をとっていた。


 その姿は、まるで飢えた獣が獲物を目の前にして襲い狂うかのようだった。


 ダメだ。いくらパワーブースターのおかげで単純なパワーと威力が上がっても、デタラメな攻撃はカトロには通用しない。


 私も何とか貢献しようと背後に回り込んではみたものの、その背中を捉えることはできない。


 「キィッ!」


 カトロがチュチュの体ごと跳ね上げるように剣を弾いた。

 体の軽いチュチュは簡単に宙へ舞い上がる。


 そして空中でパワーブースターが色を失った。時間切れだ。


 真っ逆さまに落下するチュチュ。


 「チュチュ!」


 なんとか私の滑りこんみキャッチでチュチュバラバラ事件を回避できた。


 「リリス、あとはお願い」


 「おうっ! ……って、ええ!? 丸投げかよっ!」


 コクリと頷くチュチュ。


 えぇ……。


 「あーもう、分かったよっ!

 こうなったらヤケだっ!

 やってやんよ!」


 黒い木製盾を構えた私は、そのままカトロに突進していった。

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