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成長したぜー!


 そして、瞬く間に時は過ぎ、夕食会を明日に控える日の午前。


 トロワのクワが、横薙ぎにふられ、バンッと小気味よく弾く音がゴブリンの森に何度も何度も響き渡る。


 鋭い光が白い尾を引いく。

 そして、容赦なく私に襲いかかる。

 

 ブンッと空を切る音。

 当たれば首がブっ飛んじまう。


 垂直に振り下ろされた鈍器を黒い盾が受け止める。


 そしてそのままクワを横に払ってアイアンクロー!

 ……って、アイアンは鉄だから、これはウッドクローになるのか?


 まあ、どっちでもいい。

 トロワにカウンターを狙ったのだが、やっぱり掠らせるのが限界か。


 「やるようになりやしたね、お連れ様」


 「こんだけずっと同じ人物を相手にしてりゃ、いくらトロワでもパターンが読めるようにはなってくる」


 「なかなか言ってくれやすね。

 けど、こんだけできりゃ、結構どこでも応用が効きやすよ」

 

 ふーむ。そういうものなのか?

 実感は湧かないが、トロワが言うんだったら信用できるな。



 私とトロワの間には、師弟関係という名の絆がしっかりと結ばれていた。

 まぁ、もとから私はトロワのことスゲーと思ってたし? 尊敬もまぁしてましたよ。呼び捨てだけど。


 けど、最近はトロワの方も私を認めつつある。

 相変わらず呼び方は「お連れ様」だけど。


 そんな「お連れ様」の私だが、一方のメシア様はと言うと、こちらもなかなか、というか結構派手に進歩してくれちまっている。


 ──ビュンッ!


 今の音はクワじゃなくて、ショートソードの方な。

 つまり、チュチュが出した音だ。


 「“馳せる馳せる 伝えよ稲妻 森羅万象我が想い”」


 ピカッ! と、銀色のショートソードが光を纏い、横薙ぎに振られると、電気がそのリーチをカトロの顎スレスレまで伸ばす。


 つまり、放電みたいなもんだ。

 チュチュは仮にも魔法剣士だった。

 そして今は、魔法剣士らしく、ショートソードに雷系統の魔法スキル、「ショック」を付加し、電気の斬撃を飛ばしたのだ。


 簡単に言ってみたが、あれはなかなか難しいらしく、私が盾であれやりたーい!

 と、トロワに言ったらサンクの工場から魔術道具の武器で、小さめの魔法を通す盾を貸してくれたのだが、全くうまく魔法が通らなかった。


 盾という媒体を通す分、魔力が余計に必要となり、魔力がチュチュみたいに大量にない私にはまだまだ扱いこなせないのだそうだ。


 あとサンクが、私にはセンスが無い。とか言っていた気もするが、それは気のせいだったことにしよう。


 「んじゃ、そろそろ試験といたしやすか」


 「は? 試験?」


 藪から棒に何を言うか私の師匠は。


 「んだ。お連れ様、あっしの攻撃には慣れちまいましたんでしょ?

 試験はカトロを倒してもらいやしょう」


 へ? ……へ!?


 「まった! カトロを“倒す”!?」


 「ええ。だって、あっしの攻撃に慣れたんですからカトロくらい倒してもらわねぇと困りやす」


 と、その言葉に少し遠くからブチッと何かがキレる音がした。


 「あとメシア様には、魔法ナシでカトロを倒してもらいましょうか」


 ブチブチッと、また音がして、今度は黒い殺気まで背中に感じてきやがる。


 「いやいやいや、無理だろ!

 カトロ強えし、私はカトロとやった事ねぇけどチュチュは魔法使ったって苦戦してるじゃねぇか!

 倒すとか、まだ私ら1人じゃあ夢のまた夢だってーの!」


 正直、本気で勝てる気がしなかった。

 魔法とパワーブースターをレッドにしたチュチュでギリかわされてんだぞ?

 レッドって、パワーブースターマックスだし。

 ってか、容易くマックスにすんな!


 と、それは置いといて。

 そんなフルパワーをさばき切るカトロが相手とか、ちょっとこの試験偏差値高すぎるんじゃねぇ!?

 オーバースペックだってーの!


 それに、カトロはチュチュを傷付けないようにしているのは明らかだ。

 1回脱臼させちまっているからな……

 パワーブースターで補強されているとはいえ、多少気は使うのだろう。


 なのに、せっかく手加減モードだったのに。

 何怒らせてくれてんだ、トロワっ!

 見ろっ! カトロのあの黒いオーラーをっ!


 「ええ。確かに1人ずつじゃあまだ厳しいでしょう。

 けど、お客様。あんたら2人で1人だろ?」


 ニカッと、日焼けした水色の肌から白い歯をのぞかせるトロワ。


 「試験内容は、“2人でカトロに一発当てろ”。

 それができりゃ、あんたら2人で独り立ちだ」

おはこんにちばんは!

庵仁娯です☆*(←最近☆*を乱用中)


百合ロリここまでお読み下さり誠にありがとうございますっ!

こんな、次の話も考えていない、明日投稿する話を前日の夜にせっせと考えながら書いているような、世界と書き起こしが同時進行のメチャクチャな文にお付き合いくださって大変嬉しく思います!(みんな優しすぎでしょ…)


さて、いつもだいたい、朝に投稿しているんですが、明日から学校の旅行(いきたくねー。家が好きー。よく知らん人と寝泊まりとか死にそぅ…)なので、いま投稿させてもらいました!

そして、明日?(になるんですかね?今の時間では)の投稿はもしかしたら出来ない( > <。)と思うんですよ…。

なんせ、次の話とかいつも出来てませんし、仁娯は書いていること誰にも言ってませんから書けないww(自業自得乙)

そしてそのままお盆休みー♪とか取っちゃうかもしれません、はい。根っからの根性無しですので( ゜Д゜)ヒョエー

けど、仁娯のことは見限っても、リリスとチュチュのことは見守ってあげてください!

この子たち、マジで可愛いんです!仁娯の可愛いかわいい二人なんです!

また書きますんでどうか、どうかお盆休み明けにでも気にして見てやってください!


長くなりましたが、単に我が子をよろしく。と、サボり宣言ですね。スミマセン。m(_ _)m

あ、あと仁娯は誕生日♪(今年一どぅでもいい情報w)

ではでは!みなさん、夏バテにはお気をつけになって!(´∇ノ`*)オホホホホ♪(なぜ奥様口調?)

さらば!アディオス!シィーユーアゲイン!

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