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脚舐めは感謝とお世話の印。


 「キィキキキ〜?」

 

 「たっ、助けてくれぇぇぇ! こ、コイツが私の左足にへばり着いて来やがったっ!!」


 ん〜?

 と、この緊急事態に対してアンは、のほほ〜んと首を傾げてニコニコしている。


 ──ペロッ


 ヒィィィィィィィイイイイイ!!!


 「なっ、舐めた! 今コイツ、私の脚を舐めたっ!!!」


 全身に微電流を流されるような感覚が走った。


 無理っ! 脚を舐めるとか、ナフはヘンタイか!? 人見知りシャイガールの仮面を被ったヘンタイだったのか!?


 「アン! お前の妹、どうにかしてくれぇ!」


 「キキキ〜。

 キィキーキキキキィ〜」


 「うふふ〜。

 だぃじょーぶですよ〜。…って」


 チュチュが翻訳するが私はそんな答えだったら要らねぇんだよ!


 「チ、チュチュ! ヘルプ!」


 ───ペロッ、ペロッ


 ヒャァァァァァアアァァ!!!


 舐められているのは脚なのに、微電流はビリビリと体のあちこちで流されているような感じがした。

 腰の力がヘナヘナと抜けていく。


 ナフは私の太もも、ヒザ裏、ふくらはぎ、足の甲と、温かくて柔らかい、小さな舌をペロッ、ペロッと、まるでアイスクリームでも舐めとるかのように舌を下から上へ動かしている。


 「チュ、チュチュ何をしているっ

 そうだ、私のお世話だっ!

 約束した、私のお世話として私を助けろっ!」


 チュチュは何やらアンがキィキィ言っているのにあわせてコクコク頷いている。


 一体何を話しているんだこの緊急事態にっ!

 さすがの私も幼稚園児を蹴り飛ばすほど鬼じゃねぇぞっ!

 しかも実の姉の前でっ!


 そしてよーやく私を助けに来たのか、チュチュが私の元へ来た。


 「リリス」


 「な、なんだ? 早く……ヒャァァぁ……」


 あっ……なんかもう、限界…。


 「これ、最上級の感謝。ゴブリンの文化。でもお世話の一貫なら……」


 「ファァァぁぁ……っへ? な、なんだって?」


 限界寸前で全然聞いていなかった。今なんて言った?


 「だから、チュチュも……」


 ……へ?


 「おいっ! なにを?……まさかっ! やめっ、やめろっ! やめてぇぇぇえええ〜〜〜!!!!!」


 チュチュはナフが舐めていない私の右脚側にしゃがみこみ、チラッと私の顔を一瞥した後……



 ──ペロッ


 「はぅッ……!」


 右脚にチュチュ、左脚にナフと、私の両脚は無口な2人のロリによって犯されていくのであった。


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