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Melancholy  作者: 美桜
第一章(一日目)
2/11

私の意見は…聞いていないのですね。

 また来てくれたことに頭が上がらない想いです。



 電車の中、授業中…と構成を考えています。


 意見・要望のあるかたはお気軽に声を掛けてくださいませ。


 それでは、二話目の始まりです。



 桜庭 壬紀20歳。



 小児科の師長を務める夏依さんに憧れて晴れて小児科の看護師に……と思った矢先、突然の移動命令。



 「え……?」なんて思ってるうちに、移動先である精神科の師長である柳先生がいつの間にかいた部下の面々に指示して、ようやく馴染んできた小児科のナースステーションの中から私の荷物たちが消えていく。



 これには青ファイルを額に打ち付けられ、床に沈んでいたちょっと凄く残念な先生、西宮 陸先生も真面目に怒ってくれて、「ちょっと待て! いくらなんでも横暴過ぎるだろう! 壬紀ちゃんはまだここに来てまだ間もない、こんなに早く移動なんて……!!」と言ったが、柳先生に言葉を遮られる。



 「黙れ。これは院長命令でくだされた移動だ。何か言いたいことがあるのなら、俺じゃなく“あの人”に言うんだな」



 『その言葉を放ったのは、今さっきまで自分に微笑みを向けていた人物なのだろうか。言葉遣いも「俺」になってるし。……そもそも“あの人”って誰?!』睨み合う二人の間でそう思う。



 悔しそうに「クソっ!!」と言い俯いて硬い表情を浮かべていた西宮先生が、ふと気付いたように「……院長、命令……?」と呟き、ハッと顔を上げる。



 その顔には今まで見たことがないような怒りの表情が浮かんでいた。



 「……てめぇ、そういうことかよ」低い声色と共に発せられた鋭い視線は、まっすぐ柳先生に向かっている。


 

 それに対し、柳先生はとぼけた口調で切り返す。



 「……何のことかな?僕は人手が足りないから、看護師さんが一人欲しいってお願いしただけだよ?……とびっきり可愛い看護師さんが一人、ね」



 最後に艷やかな笑みをたたえ西宮先生から視線を外し私を見る。



 その笑みの意味がわからなくて、『なんのことでしょう?』という表情で少しばかり首を傾げる。



 その瞬間、柳先生が鼻を押さえヨロヨロと後退り、後ろの西宮先生の机に覆いかぶさるようになって悶えだした。



 憐れむ様な夏依先生の溜め息が何故か私にも向けられているような気がして、『私のせいですか!?』と縋るような視線を向ければ、諦めの表情。



 ……何か、もう、ヤダ……泣きたくなってきた。





 「……なるほど、凄い破壊力だな。僕を誘惑するなんてさ(めっちゃ可愛いじゃんか……)」もう立ち直った柳先生がさっきより幾分厳しい顔つきでそう言い放つ。最後らへんは聞こえなかったけど、何だかさっきから凄い悪寒がする……。



 いえ、言葉はカッコいいんですけどね……耳真っ赤ですよ、先生。



 注意しようと思った時グイと腕を引っ張られ、私の体は不可抗力に従って西宮先生の腕の中にすっぽりと収まった。



 一瞬何が起こったか分からなかったが、すぐに抱きしめられているんだということに気がつき、頬が真っ赤に染まっていくのを自分でも感じた。



 「やぁっ! 先生離して!!」後ろバグと呼ばれる恋人達の定番シチュがこんなセクハラで終わっていいはずがない!!精一杯抵抗するが、一向に腕の拘束が解ける兆しはない。



 「目の前に人がいるのに、こんなッ……!!」と涙目でそう言うと、「……じゃあ、人のいないとこならいい訳?」とアブない目をした獣が見下ろすようにして私を見ていた。



 ……あ、マズい。なんか変なスイッチ入った。



 その言葉に、異変を感じ防衛反応が発動……する前に、「ごふぁ!!」



 一撃で私の体を拘束していた腕は解かれ、その腕の持ち主は例によってまた床に叩きつけられていたのであった。




 ……青ファイルという武器を持つその人によって。





 …懲りないですね、陸センセはww


 と、まぁこんな感じでグダグダやっていましたが、次から病棟の本格的移動…((やっとですね


 に入っていきたいと思っています。


 2時間掛けて書いた割に、誤字脱字多くて苦戦しました((汗


 実習でも、この武器として出てくる青ファイルを使うのですが、ファイルそのものが武器です。足に落とすと爪が折れます(実話)


 ですから、初めから凶器であるものを人に向けて放ってはいけません。


 ((こんな使い方する人は居ないと思いますが…



 最後に:


  こんな駄作に付き合ってくれる全ての人に対し幸あらんことを。


 3.1 修正致しました。


 




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