6/19
天地がひっくり返る話し
読んでいただきありがとうございます。
そしてネットラジオ局はスタートした。
今はビデオポッドキャストもあるので、ダンスと音楽を組み合わせたMVを流し続けるのである。
「おー、これは凄いですね。どうですか先生的には?」
「確かに凄いですね。これは上手です。指導のしようがないですよ」
そんなこんなで話しは進む。まさかこんなことで天地がひっくり返るような出来事をスルーするとは。
そして次に送られたビデオポッドキャストの音楽とダンスの表現を見て、何か意味がよくわからないような話しのやつがあった。それを理解できるものは近くには誰一人いなかったのである。
そしてスマートフォンから電話がかかってくる。相手はおえらいさんからである。
「すぐにその情報を渡して欲しい。いいか、抵抗するんじゃないぞ」
言葉の意味がよくわからなかった八木洋一はスパイの素質ゼロであった。それをスルーしていなければ、
事態の悪化を防ぐことができたのに。