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飛行団の接近
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一方、地球の空では、宇宙軍による飛行隊を連なる、飛行団が、戦列をなして飛行していた。身にまとう、アーマー式の装備であるが、人間による地球では、これでも十分な戦力となりえるのであった。アーマーを身にまとって、空を飛ぶ飛行団に対し、各国の航空隊が警戒していたのである。
「こちら、宇宙の女王の使いの者。予定より大幅に早く目的地に到着した。先に先導役を務める」
使者がそのように言うと、場外に飛ばされた八木洋一が起き上がると、格闘戦をしたのち、さっさと次の地点へ行こうとするのであった。
「ちょっと待ってくれよ」
八木洋一は何で、格闘を途中で放りなげるのかが、わからなかったようだ。