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科学式八木洋一
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そして科学式の八木洋一が待つ地点に対し、宇宙船が到着するのであった。
地球はすでに高齢化で、死に瀕していたが、そんな星をくれてやるだけの器量も持ち合わせていなかったので、まずはあいさつ代わりに、お手合わせを願いたいと思う、八木洋一であった。
「これはこれは、地球はかなりの損傷を負っていると思われる。女王の親書はここにあるが、ちと、タイミングを誤ったのかもしれないかな」
巷では環境テロリストがどうとか言われているそうであるが、そんな地球にわざわざ宇宙人が来て、この星を欲しがると思うかというところであるが、来てやったという態度があからさまにも思えたので、いきなりケンカ腰になるのもなんだかなと思ったのである。